Pink
マリー・ローランサンとモード展に行ってきました。渋谷にあるBunkamuraザ・ミュージアムに訪れたのは多分ミュシャ展以来だった気がします。
"渋谷はちょっと苦手 初めての待ち合わせ"
1人で渋谷の街に降り立ったのも久しぶり。渋谷は誰かと行く分には大丈夫だけれど、1人はちょっと苦手。少し怖い感じするから。ちなみにわたしはかに座の女の子。
渋谷ってロリータとは対極にある街だと思っている。個人的に。でも今日は道ゆく人がわたしのロリータ姿を『Kawaii♡︎』とか『お姫様みたい♡︎』って褒めてくれたのでちょっとだけ好きになったかも♡︎(現金)
マリー・ローランサンといえばふんわり淡いピンク色!なのでお洋服もピンクロリータにしました♡︎るんるん♪
わたしのピンク好きはおばあちゃん譲りなんです。
去年の秋の暮に天国に旅立ったおばあちゃん。いつも、どんな時も、さまざまな種類のピンク色のお洋服に身を包んでいました。ベビーピンクからショッキングピンク、サーモンピンクにローズピンク、マゼンダ、シルキーピンクなどなど、ありとあらゆるピンク色をひとりで網羅していた。とにかくピンクならなんでも好きだったみたいです。おばあちゃんといえばピンク色なので、家族と相談して、祭壇もピンクづくしにしました。お花や写真たての額縁からリボンまで。喜んでいてくれたらいいのですが…。
ちなみに今日の展覧会の主役、マリー・ローランサンの自画像、実はわたしのおばあちゃんにそっくりなんです!おばあちゃんは西洋人の血など全く入ってはいないのですが、顔のパーツ、造作や色の白くて華奢なところなど、雰囲気がすごく似ています。ちなみにお写真OKだったので載せます♪(ピンクのベストも実際に着てた)
亡くなる少し前、ローランサンの自画像のお写真をおばあちゃんに見せて、『この絵、おばあちゃんに似てるよ!そっくり!』と言ったら『こんな綺麗な人と似てるなんて〜』と謙遜しつつもすごく喜んでいました。本人は気がつかなくても、側から見たら共通点が多くて似てるってことよくありますよね。
ローランサンと同じ時代を生き抜いたもう一人の女性、ココ・シャネルのピンクのドレスも飾ってありました。
一緒に見てたらきっと『わ!素敵ね!』って言いそう。
今日、ローランサンの絵を観て廻って、おばあちゃんのことが何度も頭の中を過っていました。淡く柔らかな色づかい、優しくて儚げな表情、でも芯が通っていそうな女性の絵はどことなくわたしのおばあちゃんを彷彿とさせました。
わたしはこれからもローランサンの絵を観る時、心の中におばあちゃんの顔を思い出すのだと思います。安らかな気持ちでいてくれたらいいな。モダンガールだった祖母は天国でもきっとピンクのお洋服を着て、せかせか歩いて我が道を行っていることでせう。ピンク愛を受け継ぎ、わたしもおばあさんになっても好きな色を好きと言える、己のスタイルを貫くことのできるカッコかわいい女性になりたいと強く思いました。
♡︎2023.3.8♡︎
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