人間失格と私
初めまして。天使つかさです。
ええ、偽名です。
この時代に本名を曝け出してブログを綴る人が居るのか甚だ疑問ですし愚問ですよね。うん。
突然ですが見ました。
やっと。
小栗旬さんの人間失格。
いきなり評価するのもおこがましいなぁと、
思ったりするチキン野郎ですがさすがにぶつけたい。
"人間失格"してましたかね。
それが一番心に残りました。
なんというか、蜷川美香さんの作品ってあらゆるものが綺麗なんですよ。アート。
ひたすらに綺麗で今どきなMVを2時間見ているような感覚でした。
とくにあの、十字架の窓。素敵でしたね。
和 をテーマにしている作品、例えば「さくらん」とか。あれも似た錯覚を覚えた記憶がありますね。
日本人の撮る映画ではないというか、海外のそれとも違う…。全身全霊で全てを美しくしてしまえる天才というか。才能は呪いですね。
"人間失格"に至っては、勿論楽しめました。
それ以上に太宰が美しかったんですよ。
悔しかったです。謎ですけど。
もっと自己中でいいのかなぁと。
3人の女に対する太宰は、あまりにも都度誠実に見えたんですよ私。
誰の責任もとらないフリを演じてる、全て理解した大人の嗜みに見えました。私が若造だからかもしれないですね。なるほど。
もっとクズで、もっとひとでなしな太宰かと思えば、逃げる描写以外は一人一人に真剣であったのではないかと。夢見る少女な私は思ってしまったわけですよ。こりゃあきっと共通点だなと。
なので、タイトルを人間失格と私。に、
させていただいたわけです。
恥の多い生涯とまでの人生ではなくとも、
現代社会には私のような人間は多い気がします。
毎晩酒を飲む事も、
自暴自棄になり睡眠薬をたらふく食べる事も、寂しさからくる性に逃げる事も。
その全てがなんとなく重たく感じて自分から世の中に決別する事なんかも。
今の世の中そこら中にいる。
どうでしょう?
これを読んだ10人に1人は思い当たったりするんじゃないですかね。時代が彼に追いついたんでしょうか。強いて言うならば、才能。これだけはどうにもなりませんでしたね。
それでも私は彼と自分を重ねて見てしまいました。
ああ、きっと。平凡が嫌いなんだなと。
人生に疲弊してる人は一度やってみて欲しい。
何もかも捨てて壊してるつもりで何も壊せない虚しさを味わうのも、革命なのかもしれませんね。
長くなりましたが、現代の太宰はあなたであり、私であります。
今も夫はリビングでテレビを見て晩酌しています。
自室にこもり、吐き出したい事をなんとなくnoteという形で世の中に発信したい私。
自己顕示欲はいつの時代もややこしいですね。
次に記事にしたい事はもう決めてます。
有線イヤホンと無線イヤホン。
んー。とても厨二病な出だしになりましたが、
共感してもらえたら嬉しいな。とか思うわけです照れますね普通にきもい。
春が近づくと眠気に攫われたくなりますね。
それではイヤホンでお会いしましょう。