能登ボランティア1日目
8/18 能登に向かってる。すーっと広がる柔らかい田んぼにどうどうと白鷺が飛んだ。綺麗。去年の11月小豆島に行った時とおんなじ。
私はここに居ていいんだよって言われているみたい。鷺と目が合うと、いつも悟られているような、"今に向き合いな。あんたは大丈夫!"と言われている気持ちになる。
あぁ、たくさんの人に支えられているなぁ。
目を見て"行ってらっしゃい"って言ってくれる人。
この人に頑張っている私を見せたい!と思わせてくれる人。
この経験で溢れる言葉をこの人なら分かってくれる思える人。
ありがとう。
まずはとにかく吸収。この目で見られることに感謝して、現状をしかと見つめたい。
今日も生きよう。
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あまりにも自然に作業が始まった。住めなくなってしまったお家の中のものを捨てていくお仕事。はじめ30分くらい作業感があったけれど、やりながら"知らない人にお家を整理されるってどんな気持ちなんだろう"って突然気付いて、とにかく場を温かくしたくなった。
お家のおじいちゃんにお仕事を聞いたら、駄菓子屋さんをやっていたんだって。おじいちゃんが子供の頃からおうちが駄菓子屋さん。
小さいうちは店番だったり、お手伝いもして、集まる他の子どもたちと裏の野原で野球をしていたらしい。
あぁ目に浮かぶなぁ。途端にお話しするおじいちゃんのお顔がキラキラして見られたことが嬉しかった。
傾いたお家を見られる。捨ててしまうものを一つ一つ見られる。貴重だ。
ひとつひとつ想いが乗ったもの。
大切に目に映そう。
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ボランティアのみんなと夜ご飯を食べて、
また1人の時間を作ってる。
ボランティア、本当にひとつひとつなんだな。考えればわかることかもしれないけど、それを初めて実感した。
この棚片付けた後、あの棚。
そうひとつひとつ作業して、ゴミもひとつひとつ結んで移動させる。
一人一人のひとつひとつがおうちを綺麗にしていく。その過程が不思議で自然で、ひたと見つめたくなった。
棚を整理する中で、わ!可愛い!と思う蝶々のコースターがあってね。
おばあちゃんにそれを見せて話しかけたら、おばあちゃん、にっこりして"これはしまっとく"って鞄の中に大事に入れてた。
他の服だったりは"もういらん"と言う中で、そう言わせるくらい諦めがある中で、
買った時と同じようなときめきを蝶々のコースターに再び感じているのだとしたら、素敵だと思った。
やっぱし、目をキラキラしてくれる瞬間が大好きだなぁ。陸前高田に行った時も思ったけれど、想い出について語る時、心が若くなる時、目がキラキラする。その瞬間が愛おしい。
まだ私は棚を解体する技術もないし、すぐばてる。だけど、目だけは健康体。
たっくさん見て、地域の人たちの表情と現状を見つめます。