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受験生の親ができること:勉強以外で合格を後押しする環境づくりとサポート術

1. はじめに:受験は親子の二人三脚。でも勉強には口を出せない?

受験は、中学受験、高校受験、大学受験と様々・・・。受験が近づくと、親として「何をしてあげればいいのか?」と悩むことが増えます。「勉強しなさい」と言っても逆効果なのはわかっているし、かといって放置するのも不安。親ができるのは 「環境づくり」「情報収集」「適度な関わり方」 です。本記事では、親が勉強以外でできるサポートを紹介します。


2. 環境づくり:集中できる家庭の雰囲気を整える

○勉強場所の選び方:自室 or リビング?塾の自習室は?

リビングは、「見られている感」があり適度な緊張感が出るので集中できる場合もあるので良いですね。
自室だと誘惑物(ベッド、漫画、スマホ管理など)が多いので、その子の個性に合わせて調整が必要です。「見られている感」がないので、あまりおすすめは出来ません・・・。
もし、学習塾に通われている御家庭であれば、その塾に自習室があれば是非利用されることをお勧めします!その他、カフェなど、とにかく誘惑物がない状況を積極的に作れるとベストですね!

○スマホ・ゲームのルールは話し合って決める

大学受験生にとってはゲームは受験期1年間は我慢すべきですが、高校受験生や中学受験生にとっては、禁止よりも「時間や場所のルールを決める」のが効果的です。
例えば、「21時以降はリビングに置く」「模試の前日だけ制限」など。その際、"自分でルールを決めさせる"ことが重要です。ご家族の方がルールを決めてしまうと、何かと理由をつけて「親が決めたことだから」とスマホが使えないことは親のせいとなり、親子喧嘩に発展します。自分自身で自分が出来る範囲のルールを決めさせましょう!

○家庭の雰囲気が大事

「勉強しなさい」と言わなくても、家の空気がピリピリしていると逆効果です。夫婦間や兄弟間のトラブルを避け、受験生が落ち着ける環境づくりを心掛けてください。
食卓での会話をポジティブなものにし、ストレスを軽減させるのも効果的です。


3. 健康管理:最低限ここだけ意識すればOK

食事に関しては受験期直前以外はそこまで意識しなくても大丈夫ですが、 「栄養バランス」 より 「食べやすさ」 を重視するといいかと思います。
睡眠は「〇時間がベスト」ではなく 「習慣を守る」 ことが重要です。規則正しい習慣を心掛けてください。


4. 情報収集:親こそ正しい情報を持つべき理由

○受験スケジュールを親が把握しておく

試験日が近づいた秋以降のお話になりますが、出願締切や試験日をカレンダーに書き出して、常に見えるところに掲示できるといいですね!親子間で常にスケジュールを意識し、試験日まで逆算する意識を持つことは非常に重要です。
併願校(本命校より少し偏差値の下がる受験校)の出願時期や条件も確認し、抜け漏れがないようにしましょう。

○模試結果の見方

どうしても模試の判定は気になるとは思いますが、判定よりも、「弱点がどこだったのかを確認して、復習する」ことが最も重要です。模試結果に一喜一憂せず、弱点克服に努めてください。模試結果はあくまでも「模試」です。本番ではありません。
A判定でも落ちる人もいれば、CやD判定でも受かる人はいます。経験上、何人もそういう生徒を見てきました。大事なのは、自分自身の合格を信じ、努力をひたすらに続けることです。

○正確な受験情報を得る方法

入試制度の変更は公式サイトや説明会などで随時チェックするようにしてください。
必ず「ご自身の目で見て確かめる」ことが重要です。
また、受験生向けのオンラインセミナーや大学のオープンキャンパスを活用すると、情報の精度が上がります。


5. 子どもとの関わり方:どこまで口を出すべき?

○「見守る」と「放置」は違う

適度に「最近どう?」と声をかけ、押しつけがましくならない距離感を保ってみてください。
保護者としても、なかなかそういうわけにもいかないお気持ちもわかります。しかし、あまり関与しすぎると逆効果です。反抗期真っ只中のお子様であればなおさらです。親子喧嘩になってしまうと元も子もないので、グッとこらえて、見守る意識で接しましょう。

○子どもがイライラしているときの対処法

無理に励まさず、「何かあった?」と聞いてみるだけで落ち着くこともあります。
上述しましたが、親が先にイライラしないことも大事です。好物の用意など、リラックスできる環境を提供することを心掛けてみてください。

○受験直前の親の言葉選び

OK:「大丈夫、今まで頑張ってきたんだから」
NG:「〇〇ちゃんはもっと勉強してるよ」「落ちたらどうするの?」
「応援してるよ」とシンプルな励ましの言葉が最も効果的です。受験は何かと孤独です。なかなか成績が思うように伸びないときや、周りの子が先に推薦で決まっていく中、自分はまだ決まっていない辛さは計り知れません。味方でいてあげてください。


6. まとめ:親ができることを最大限活かそう

受験は、お子様一人では乗り切れません。周りの人の助けがあって初めて乗り越えられますし、様々な人が関わり合って1つの受験が成り立っています。

受験生の親として、できることを最大限活かしながら、お子様と一緒に受験を乗り越えましょう!
受験相談、勉強内容のサービスなど、受験生+その保護者に向けたサービスも御座いますので、是非お問い合わせください。出来る限り全力でサポートいたします!

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