【諦めない】
慶應義塾の創設者で、
一万円札で有名な福沢諭吉さんは、
「進まざる者は必ず退き、
退かざる者は必ず進む。」
という言葉を残しています。また、
HONDAの創業者の本田宗一郎さんは、
「成功者は、
例え不運な事態に見舞われても、
この試練を乗り越えたら、
必ず成功すると考えている。
そして、
最後まで諦めなかった人間が、
成功しているのである。」
と、語っています。
大きなものを得たり、
成し遂げられた人というのは、例外なく、
諦めずに進み続けた人なんですね。
努力や苦労はできるだけしたくない。
でも、欲しいものは得たい。
と、思ってしまうのが人間ですが、
おやさまも、
「大きな河に、橋杭のない橋がある。
その橋を渡って行けば、宝の山に上ぼって、
結構なものを頂くことが出来る。
けれども、途中まで行くと、
橋杭がないから揺れる。
そのために、中途からかえるから、
宝を頂けぬ。
けれども、そこを一生懸命で、
落ちないように渡って行くと、
宝の山がある。
山の頂上に上ぼれば、
結構なものを頂けるが、
途中でけわしい所があると、
そこからかえるから、宝が頂けないのやで。」
と、仰られたように、
途中で心が折れたり、挫折して
諦めてしまうと、何も得られない。
ですが、
「これを乗り越えれば
宝が手に入るんだ!」
と、心を倒さずに、諦めずに
進み続けることで、
大きな与えを頂けるんですね。
おふでさきにも、
「やまさかやいばらぐろふもがけみちも
つるぎのなかもとふりぬけたら 」(1-47)
「まだみへるひのなかもありふちなかも
それをこしたらほそいみちあり 」(1-48)
「ほそみちをだん/\こせばをふみちや
これがたしかなほんみちである 」(1-49)
と、ありますように、
どんな中でも引き返さずに
進み続けることでしか
本道へは辿り着けません。
つらくて苦しいということは、
その先に宝が待っている証拠です。
どんな中でも先の楽しみを信じて、
心を倒さずに、
少しずつでも、一歩ずつでも
前に進むことを心がけて
日々を通らせていただきたいですね。
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