掴みどころ皆無の不思議ちゃん
そういえば、1枚のスライドに書きたいこと目一杯書いて、真っ黒になってるあのパワポ資料に名前ってあるのかな?
伝えたいのに伝わらない、そんなもどかしい思いをした経験ってきっと誰でもある(恋バナじゃないよ)。私はたまーに女子会中5分10分ベラベラと喋り続けた後、何が言いたいかわかんなくなっちゃったっていうのがある(たまにですよ、たまに)。伝えたい事が分かってないのに、何食わぬ顔で淡々と話し続ける私(悪かったと思ってる)。
そんな不適切で不合理な行動は、女子会のテーブルだけに納めてほしいのだが、なかなかそうは行かないらしい。
このイラストは、私が過去に経験したトイレのサインデザインを再現したものである。なんかよく分かんないけど色々並んでる(女子会での私を彷彿とさせるなぁ)。ベラベラ話しているけど掴みどころがなくて、結局何言っているかわからない。それはまるで不思議ちゃんの如し。
この居た堪れない事象に潜んでいる原因はおそらく『対象を設定できていない / 対象を選びすぎている』ということである。みなさんもきっと今までに耳にタコ(を通り越してイカ)ができるほど聞いてきたペルソナというものがあるように、何かを伝える時には『誰に伝えるか』がまず大事。医療専門用語を小学生にそのまま伝えても「は?」ってなるし、JKの話口調で団塊世代に話しかけても珍紛漢紛だ。
その対象となる人を絞らなかったさっきのトイレのサインは、これを見た人全員が思わず「は?」となってしまう、要は掴み所のないもの。みんな平等にと言うサインが、みんなが分からないものになってしまっている。
沢山情報はあるのに…本末転倒、元も子もありません。
『多すぎる情報は何もないに等しい』なんて名言がありますが、まさにそういうこと(もうWEBサイトなんて、みんな見出ししか読まないらしいですからね)。誰に何を伝えるか絞らないと、せっかく作られたサインも、誰にも見てもらえないただのお飾りになってしまいます。
誰に何を伝えるか、『対象を設定できていない』のに何食わぬ顔で話し続ける呑気な不思議ちゃんは私だけで十分。私という存在はこの世に2つといりません(私は最強唯一無二)。
追録 おかしは世界を救う。
It's a Sweet World. 甘いものがなきゃやってられない。今回のお供は『リプトンレモンティー』。漫画に出て来る不思議ちゃんってみんなこれ持ってない?