tenpu事例取材_【株式会社タニハタ様】デザインにこだわる私たちは、 ファイル送信も妥協しない。
飛鳥時代より現代に受け継がれた伝統木工技術「組子」。この微細な技術を使い、組子らんまを製作している株式会社タニハタ。デザインにこだわる職人集団は、広告だらけのファイル転送に煩わしさを感じていました。
そして、煩わしい広告を排除し、シンプルで直感的に分かりやすいtenpuを導入されたそうです。tenpu導入のきっかけや使用感などについて、株式会社タニハタ代表取締役社長 谷端さまにお話をお伺いしました。
先見の明を持ち、伝統を届ける
ー よろしくお願いします。まずは貴社のビジネスについて、教えていただけますか。
はい、私達は伝統木工技術「組子」の技術を使い、組子らんまを製作しております。 1959年に創業し、現在63年を迎えました。
ー 当社のファイル転送サービス「tenpu」を利用していただいているとのことですが、インターネットでの接点は多いのでしょうか。
1990年後半頃、若い人の和室離れなどが原因で、受注などが減少してきた時期がありました。職人も「俺たちが作りたかったのはこういうものではない」と辞めていってしまったんです。
そんな状況をなんとかしたいと思い、1996年にはじめてホームページを作りました。売り先がなくなる中で、ホームページでモノを売ろうと考えたのです。ですが、ほとんど問い合わせがなかったので放置していました。
そんな状態が続き、売り先が伸びない中で、2000年夏にNHKで楽天の特集をしていました。そこで、ネット販売に興味を持ち、2000年12月に楽天に出店しました。伝統工芸がネットで販売を始めたのはかなり先駆けだったと思います。あのときは、検索をかけても、まだブロードバンドが進んでいなかったんです。それが光回線になってスムーズになる中で、細かい繊細な画像をスムーズに表示されるようになりました。
2005年くらいに風向きが変わっていきました。商業施設向けのプロからの問い合わせが増えてきたんです。スムーズに写真をアップして見れるようになってきたので、テキストで説明しても伝わらないものが写真で伝わるようになったことが大きいと思います。
そこからは右肩で上がっていき、事例が増えてきて、現在に至ります。
ー 海外からのご発注は以前からあったのですか?
はじめて海外を意識したのは、2012年にニューヨーク国際現代家具見本市(ICFF)に出た時です。実際に海外の方が見たときの反応は「納まりがきれいだ」とか「質感がいいとか」で、日本人とそう変わらないリアクションだったんです。それを受け、「海外でも売れるな」と確信しました。
ICFFに出たことで、英語の色々なものだけではなく、価格表・動画・ウェブサイトの英語版など、足りていないものが分かりました。
日本に帰ってから10年の間に、海外を意識しながら少しづつ作り変えていきました。
ファイル転送サービス一つとっても、妥協はできない
ー 当社のファイル転送サービス「tenpu」導入のきっかけを教えてください。
昔、利用していたサービスで不祥事が起きたんです。どうしようと思っていたら、ある方がtenpuの個人向けを使っており、存在を知りました。
とりあえず無料サービスを使ってみたところ、すごく使いやすいと思いました。非常にシンプルで、無駄なものが表示されておらず、直感的に分かりやすいということで導入を決めました。
ー ファイル転送サービス「tenpu」導入以前の課題を教えてください。
大きなデータのやり取りになるので、メールで添付するのではなく、クラウド上のサービスを使う必要がありました。
無料のサービスは色々あるんですが、広告だらけでどこのボタンを押せばいいか分からないと感じていました。何より広告バナーには心苦しいものがありました。なぜなら、我々はカタログ一つとっても、質感にも配慮し、デザインに関してこだわりを持っているからです。
環境・製品など、感性を分かっていただけるお客様が売り先になるのも理由のひとつですね。ファイル転送サービス一つとっても、妥協はできないと考えています。
ファイル転送サービス「tenpu」をプロモーションにも応用
ー どのようなシーンで活用されてますか?
データが100MB以上で大きくなるときに使うようにしています。いくつもファイルを格納する場合や、デザイナーとやり取りする場合にも利用しています。具体的には、aiファイルや写真データなどで活用しています。
tenpuは背景画像をカスタマイズできるので、これから自社商品を知っていただきたいお客様に対して、プロモーションも兼ねて利用しています。
ー どのような会社におすすめできますか?
デザイン関係の会社にはおすすめできます。デザイン関係をしているところでも、無料サービスを使っているものを見かけます。やはりデザインの会社である以上、広告などで煩わしい画面だと「あれ?」と思うことがあります。
tenpuの背景画像を自社商品などに設定することで、売り込みツールとして活用することもできます。郵便で送る代わりに、チラシを入れるような感じを想像していただけると分かりやすいかと思います。
株式会社タニハタさまのため、伝統工芸業界の発展のため、tenpuが貢献できるようこれからもご支援できればと思います。本日は貴重なお話をありがとうございました!
※掲載内容は取材当時のものです。
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※ こちらは株式会社イノベーター・ジャパンの自社メディア「OMOSAN」の引用記事です