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成果を出すには、皆が「そうだね」としか言えない話をしない事【社長の頭の中】

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会議で「顧客満足度を上げないと話になりませんよ」とか「自主性をつけないと成長しませんよ」と堂々と言ってる人いませんか?

抽象度の高い話って楽なんですよね、お金と人をかけたら誰でもやれるし、本を読んだら分かることを話しているので、、、。それを周りが知らないと思って話すのは恥ずかしいなと思います。

当社はお金も人もかけずに今の資源で最大限できることをまずやって、あたりをつけて少しずつ予算をかけていくスタイルを続けています。いかに具体度を上げてまた抽象度を上げての行ったり来たりが大事。

気づいたら「具体的に“で、どうする?”の話をしましょう」「この会議が終わったらすぐ着手できることを決めましょう」と伝えて軌道修正するようにしています。

テーマそのものは、とても大切ですが実業界では
「そのためにどうするか(5W2H)」の話をしないと価値がありません。

5W2Hとは?

When(いつ?) Where(どこで?) Who(誰が?) What(何を?) Why(なぜ?) How(どうやって?) How much(いくらで?)

例えば3年のゴールと業務分解をしようとしたら、かんたんな流れはこんな感じ。要素を分解してやること決めてこれじゃここの数値は厳しいんじゃないかってまた修正を繰り返していきます。

1.数字のゴールと状態のゴールを決める(例えば私の場合、3年後に売上を30億から100億円にする。社員の平均年収1,000万円にする。社員のスキルが高く他社からしょっちゅう声がかかるがここに居たいと思ってもらえる組織を作る。これらをゴールにしています)
2.3年後に100億円にするために今年は45億円、来年に70億円、そして100億円かなとざっくりと決める。
3.今年の45億と現状の30億の差額15億をどうやって作るか既存事業・新規事業ごとに中ゴールを立てる
4.月の数値に分解する
5.それに従い要素(来客数・客単価・販売個数・転換率・新規は調査やテスマ等も)ごとに打つ手と担当を決める
6.月間の小ゴールから一週間、一日単位の具体的な行動を決める
7.実行して上司が個人別に進捗をチェック!
8.計画した通りにならなかったら、やり方やゴールを変更
9.その繰り返し

いろいろ見てきて抽象的な話で捉えてしまう人・話す人は、どうも2番の差額への意識が低いように感じます。自分が頭手足を動かす意識が薄いから現状把握ができず、業務を分解できないので成果に結びつく動きができないのではないでしょうか。

指示受けでも、上司から指示を受けて仕事をする場合、上司の指示内容・背景・方向性を自分の中で業務分解してみたときに、「あれ?これでいいんだっけ?」と感じたら確認しないと路線がずれたまま進めてしまい後でとんでもないことになります。(しかもその人件費は会社の損失)

私も最初は概念的な話をしてしまったり、指示の解釈を間違えることがありました。その度に、上司からたくさん叱ってもらいました。最初は理解できず抵抗したこともありましたが「あ~この考えでは成果は出せない」とようやく気づくことができました。(まだまだですが)

今になって思えば上司は何年も諦めずに教え続けてくれました。(今でも)大人になると、その人の経験値で理解できないことを分かるまで根気よく教えてくれる人はほとんどいません。見捨てたほうが楽です。しかし当グループには常に「育てる」という理念があります。ほんとにラッキーでした。

入社したら、まずは自身のゴールシートで業務分解から仕事がスタートです!


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