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テンポスな人たち。

関西のアメフト(アメリカンフットボール)ファンであれば知らない人はいないと言われる “西村3兄弟”。その長男の拓斗さんが今、テンポスバスターズの横浜新道店で働いています。結婚を機に上京、ぐるなびでは持ち前の突進力で加盟店を開拓していたが、テンポスへの出向が決まったときから西村さんの人生は大きく動いたのでした。

西村3兄弟の長男、西村拓斗。

「ブチッ」。西村さんの耳にもハッキリ聞こえました。両膝の十字靭帯断裂。アメフトの選手生命が絶たれた瞬間でした。やけに太陽が眩しかったあの日、立命館大学アメリカンフットボール部のRB(ランニングバック)として活躍していた西村さんは現役引退を決意しました。
その後スポーツ栄養学をゼミで学んだ西村拓斗選手が就職先に選んだのは「LIXIL」。営業力を磨くにはできるだけ金額が大きい商品を扱ったほうがやりがいがある。そう考えた西村さんは不動産部門で、家主と貸主との間で揉まれながらも充実した社会人生活を送っていました。

西村3兄弟。中央が長男の拓斗さん、右が次男の有斗さん、左が三男の七斗さん

実家は八尾市にあるそば・うどんの繁盛店「山がや」

しかし、結婚を機に東京へ引っ越し、ぐるなびに転職します。この頃から西村さんの頭には飲食との関わり方がおぼろげに見えはじめます。実は西村さんの実家はそば・うどん店「山がや」、大阪府八尾市にある人気店です。わずか一店舗で食べ盛りの3人を育ててきたことからもその繁盛ぶりがわかります。
一旦、距離を置くことで今まで見えていなかったものが見えてくることがあります。西村さんの場合もそう。結婚、そしてぐるなびへの転職を機に大阪から遠く離れた東京で暮らしていると、八尾の「山がや」がやけに懐かしく思えてきます。お客さんと楽しそうに談笑している父、いつも計算機とにらめっこしている母。そんな「山がや」のなにげない風景が脳裏に浮かぶときは出汁の良い匂いが漂っているのでした。

大阪府八尾市にあるそば・うどん「山がや」

テンポスは飲食店で働く人たちの夢が叶う場所

西村さんはぐるなびからテンポスへ出向となり、横浜新道店の貴重な戦力として新規開業を任され、すでに20件近くの開業のお手伝いをしています。するとおぼろげに見えていた飲食店との関わり方がくっきりと見えてきました。父親は現在62歳。あと3年で引退すると決めている。「山がや」はどうなるんだろう。自分の店を持ちたい。自分でうどん・そばの店を開業したい。そう考えるとテンポスは西村さんにとって最高の職場でした。焼肉店、居酒屋、ラーメン屋、開業したい飲食店のお役に立てるし、開業のノウハウも蓄積できる。西村さんは今、3年後の「山がや」の2代目店主になるため、テンポスで腕を磨いています。

テンポスとは飲食店で働く人たちの夢が叶う場所。それはお客様も従業員も同じです。だからテンポスは全力で西村拓斗さんを応援します。

立命館大学アメリカンフットボール部「パンサーズ」時代の西村拓斗さん(左)

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