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何にワクワクして買うの?

時代の変化にともなって、消費の傾向は大きく変わっています。

要は、何にワクワクして商品を買うのか(お金を出すのか)ということです。

まだまだモノが少なかった頃は、モノ=商品があるだけでワクワクし、モノに対してお金を出していました。

いわゆる『モノ消費』の時代です。


それが時代の変化とともに『コト消費』の時代へ。
コト消費というのは、「体験や経験」のためにお金を出すということです。


では今は? 
というと、『ヒト消費』の時代です。

(『トキ消費』という、「その日・その場所・その時間」でしか体験できないような物事に参加する消費行動が注目された時期もありましたが、コロナによって大きく変化しました。トキ消費で有名なのは、ハロウィーンとかですね。僕は全く興味がないですが…)

もちろん、『モノ消費』『コト消費』『ヒト消費』の全てが昔からありますが、影響力の大きさは明らかに変わってきています。


現代はヒト消費、つまり『ヒト』に対してどれだけワクワクするか、共感を持つかによって、消費するかどうかが決まります

今は人と人が繋がるのが簡単になりました。ちょっとしたコミュニケーションを取るだけならSNSやネットを通じても行うことができます。それが当たり前の時代です。

ですが、ワクワクさせたり共感を持ってもらうのには、やはりリアルの場、つまり対面こそが最強なのは間違いありません。


・あなただから買いたい
・あなたのやることだから応援する
・あなたと同じ時間(や空間)を過ごしたい

と思ってもらうことが「ヒト消費」です。

つまり、商品がどれだけ素晴らしいか、魅力的なものか、ということ以上に、あなたがどう思われるかが大事ってことですね。

買ってよかった商品は時間が経つとあっさり忘れます。買った時は良かったけど、その良かったがずっと続くかというと、はっきり言って難しいです。新しいモノが出たらそっちにすぐに目がうつることも当たり前の様にあります。

ですが、ヒトとして気に入った場合は、あっさり忘れることも、目移りすることもなかなかありません。

ヒト消費の時代に「ヒト」として気に入られることができれば、長期的に安定したビジネスを作りやすいということです。

特に店舗ビジネスの場合、リピーターを増やせるかどうかが鍵です。商品や体験で勝負することも必要ですが、それ以上に自分自身、あるいは働くスタッフの「ヒト」としての魅力を磨くことが大切ですね。

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