きょうだい児の私 #想像していなかった未来
いきなりですが、私は「きょうだい児」なのだ
突然ですが、#想像していなかった未来
というコンペがあると知って、かいてみます。
こちらですね⇩
マイナビ×noteなのでリクルート系的な方がウケが良さそうな気がしますが、そんなの気にせず書こうと思います。
いつも科学館をテーマに書いているのですが、
『きょうだい児』で検索している同志たちに届けば良いなと思って書きます。
絶対に『きょうだい児』であることがバレないように!
それが私の子供の頃のテーマでした。
なぜこうなったのか、そして今はどうなのか、
長くなりますがお話しできればと思います。
先に行っておきますが、素直に心の内を書いていくので、
家族なんだから仲良く〜!とか、
倫理的に〜!とか、
人に優しく〜!
的な人は、気分を害すと思うので、読まないことをお勧めします。
基本データ
父
母
兄(知的障害、心臓病、3歳上)
私(平成前半生まれ)
の4人家族です。
都心に住む、ザ・核家族で、周り親族はいません。
とにかく、からかわれるのが辛い。
知的障害のある3つ上の兄とは、
悲しくも小学校が一緒ですので、
ま〜〜〜〜〜〜〜からかわれます。
小学校のとき、あるあるですが、
お前のにいちゃん、こんなことしてたぞ〜って真似されたり、
ウェーイ⚪︎⚪︎兄キン!(バイキンに例えて、なすりつけるやつです)
こんなのが日常茶飯事でした。
戦うけど、心擦り減ってた
典型的な『からかい』を受けるけど、小学生の私は戦います。
そこそこ運動ができて、空手・プールも習っていたので、
からかわれても、
でも、私より足遅いよね?
でも、私より泳ぐの遅いよね?
でも、私より弱いよね?
このパワーワードで乗り切っていました。
発達障害のお子様を持つ親御さん、
きょうだい児となる子には、スポーツの習い事をやらせてあげてください!
小学生は運動能力が高い、というだけで、
どんな状況であろうと無双できると思います。
※令和の今ではまったく通用しなかったらすみません。
ジャイアンのような作戦で乗り切るけど、
やっぱり心は傷ついています。
私は何もしてないのに、なぜからかわれるの?
毎日布団の中で泣いていました。
こんな家に生まれたくなかった
普通の家族が欲しかった
この思いが、頭の中をずっとぐるぐるしていました。
中学生・高校生時代は腐ります!
とにかく腐っていました。
もう、これに尽きます。
武勇伝的なものはキモいし、書くのも面倒ので省きますが、
長期に渡り、、、暗く、、、とても周りに迷惑をかけていたと思います。
でも、この時期がなければ、もっとおかしな人間になっていたと思います。
どんなに良い、「きょうだい児」でも、人生のどこかでグレます。
〇〇くんのお兄ちゃんは、障害のある弟いついて作文を書いて表彰されてたよ!
っていうよな子も、高校生になった途端グレています。
(私調べ)
むしろ家族の中に、変わったメンバーがいるのだから、
ストレスを抱え、結果グレていて当然です。
本当に献身的な子も一部いるのかもしれませんが、
心のどこかで無理しているのではないかと、
私は逆に心配してしまうと思います。
ご両親の皆様、もしきょうだいが荒れていると、
悩まれる時もあるかと思いますが、
ぜひサンドバックになってあげてください。
強制しようとせず、正そうとせず、
受け身になってあげることが、
きょうだい児の心が安らぐのではないかと思います。
そして、話は戻ります。冒頭でも書きましたが、
私の人生のテーマは、きょうだい児であることがバレないこと
3つ差なので中学は被らないことから、絶対にバレていないと自負していました。
(大人になった今思えば、おバカすぎる)
でも、隠したいが故に、友達に家族の話ができないのとても辛かったです。
昨日家族で〜とか
昨日妹と喧嘩して〜とか
そんな些細な家族エピソードを、
私は全くできなくなりました。
大人になることを想像するのが怖かった
そんな10代でした。
大人になる
↓
親が死ぬ
↓
きょうだいの面倒を私が見なくてはいけない
(私の悲観した未来予想図〜と題します)
そう本気で思っていました。(今でも時々不安がよぎります)
だから将来の夢は?とか、
どんな大人になってるかな?とか、
みんな夢描いてる時に、
私は、『ち、お前らは能天気でいいな』って妬んでいました。
私の悲観した未来予想図 への対策
私は、『私の悲観した未来予想図』を回避するために、
「私は絶対出ていくから、関わらないからね」という
強すぎる意思表明を随分していました。
たとえ親と関係性が悪くなろうが、冷たい態度を取られようが、
私はこの態度を貫き通しました。
育ててはもらいましたが、ここだけは絶対譲らないポイントとして
いかなる状況下でも主張していました。
今、そんな話してないけど?って時も主張していました。
そうしないと頭がおかしくなりそうだったからです。
親との関係性にも苦労してきました。
めんどくさいし話ぶれるので、ここでは書きません。
でも、親もノイローゼだったんだと、今では分析しています。
おかしくなって当然ですな。
結婚して、自分の家族を持って、初めて安心した
色々端折りますが、私は20代のうちに結婚することができました。
その時感じた安心感というか安堵感。
自分の家族が持てる、ということがとても嬉しかったし、
何より友達に、家族の明るいエピソードトークができる
ということが最大の喜びでした。
きょうだい児であるという、私の中では重荷のような、
心にかかったモヤのような、
なんとも言えない辛い気持ちは、
自分自身が、新しい家族という別のくくりに入ることで、
だいぶ楽になったかと思います。
きっと私が求めていたのは、
昨日こんなんで〜とか
私の家族さ〜とかって
『他人にも気楽に話せる家族』
これが欲しかったんだと思いました。
想像していなかった未来
それは、私にとっては、
結婚し、子供が生まれた、今のことです。
周りの人から見たら普通のことで、
通過点に過ぎないかもしれません。
けど、私には想像もしていない、
というか、
想像できなかった未来です。
ここにくるまでも、きょうだい児ならではの
家族を持つこと、
子供を望むこと、
への葛藤はありました。
でも長くなるので、これはまた別の記事で書きたいな。
若き、きょうだい児へのアドバイス(偉そうに申し訳ありません)
調べたらこんなにも、きょうだい児がいるんだね。
814万人。
私のように、隠れ(というか隠し)きょうだい児もきっと多いはず。
とにかく10代のうちは、
学校か家 この2つの最悪な世界しかない状況です。
自分の人生を悲観するのは当然です。
とてもわかります。
そんな辛い、きょうだい児達を救ってくれる人は、
残念ながら自分で見つけるしかないと、私は思っています。
だから多くの人と出会ってください
そして、学校と家という2つだけだった世界は、
ちょっとずつ広がって、自分の居場所も出来てきます。
でもお願いだから以下の人は避けてください↓
甘い言葉で助けるよ〜風の大人、
繁華街の大人(ホストとかパパ活とかその類)、
変な宗教やそれに近い団体
医師免許もないのに健康を語るインスタグラマー
障害&感動を商材としている会社
どうかこんな大人たちには、気をつけて欲しい。
自分の気持ちを強く持ち続けて欲しい。
今はインターネットで検索すれば支援団体も出てくると思います。
怪しいのに引っかかるのも怖いので、
最寄りの役所(子育て課かな?)で一緒に調べてもらうのも良いと思う。
役所の人に身バレするのが怖かったら、色々あるから名前は教えたくないの
で、全然良いと思う。
長くなったのでこのへんでおしまい
色々書きましたが私もまだ30代で、
まだまだ人生勉強中です。
noteを初めて、このキャンペーンを見つけて、
なんとなく、きょうだい児である自分のことを書いてみたいと思いました。
(ちなみに、『きょうだい児であることを絶対に知られない』のテーマは、
いまだに自分の中に健在で、
職場やママ友にもこのテーマは継続中でございます。)
note故に、匿名だからできることなんだけど、
誰か悩める人の、未来予想図が少しでも明るくなるためになっていたら嬉しいなと思います。
(読んで気分を害された方がいましたら謝ります。申し訳ありません。)
そしてこの記事を見てくれた、きょうだい児を育てる親御さん、
どうか、自分自身も幸せになってくださいね。
障害のある子、そしてその親を近くで見てきたので、
大変さは人よりも知っているつもりです。
深く考えても考えなくても、未来はさほど変わりません。
お父さん、お母さん、自分なりの幸せも見つけてください。
(推し活とか、趣味のスポーツとかそんなんでも良いのよ)
そしてきょうだい児には、家族にとらわれない生き方を、選ばせてあげてください。
それが私からのお願いです。
誰が見てるん?って感じのnoteからは、以上です。
ありがとうございました。
あ、最後に、これを読んだ、各方面の人権団体のみなさま、
お叱りはご遠慮くださいね。
十分、傷ついて生きていきましたので。
何卒宜しくお願いいたします。
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