【園長先生必見】系列園ではじめる!成長が見える動画活用|キッズハウスの投稿ルール
愛知県豊田市、みよし市で小規模保育園や幼児教室を運営するキッズハウス。緊急事態宣言の発令後、YouTubeを使い動画配信をしていましたが、不特定多数に広まる懸念から、2020年10月、0~2歳児を預かる「キッズハウスとよた」「キッズハウスみよし」で動画配信アプリてのりのを導入。系列園ならではの運用ポイントや園長先生自身の変化について聞きました。
【系列園編】投稿ルール①
施設コードをわけて、ハッシュタグもシンプルに
まず、「キッズハウスみよし」「キッズハウスとよた」両園の園長を務める森本浩一先生は、それぞれの園のアカウントを取得。園のメールアドレスと電話番号を使い、施設コードを発行しました。
「2園同時にてのりのをはじめる上で、最初はまだ不慣れなところがあったので、テスト期間を設けました。保護者に施設コードを共有しない状態で、動画をアップしては消し、アップしては消し‥‥というのを1か月ほど試しましたね」
「#乳児」「#幼児」「#リトミック」「#指先あそび」「#月の歌」というように、ハッシュタグで動画の内容や年齢がわかるように工夫しています。ハッシュタグの量も多すぎずシンプルなため、覚えやすく、見ている保護者の振り返りのしやすさにもつながります。
【系列園編】投稿ルール②
系列園同士で同じ内容を同じ頻度であげる
両園が動画を配信するのは月に4回。動画に登場する子どもたちの偏りがないように、乳児、幼児の様子を隔週で配信しています。
年齢でわける!キッズハウスの投稿ルール
配信する動画は「0・1歳児」「2歳児」を交互に配信。
例)1週目:0・1歳児
2週目:2歳児
3週目:0・1歳児
4週目:2歳児・・・・・
また、動画の内容も、両園ともに同じテーマをあげられるように、事前に配信計画を立てているそう。森本園長と、各園の副園長、主任が集まり、「この週はリトミック、この週はお芋ほり」というように、2021年3月まで(約半年分)の配信スケジュールを決めました。
「あらかじめ計画があることで、職員も見通しをもって仕事ができます。それに、職員には互いの施設コードも共有しているので、お互いの動画を見合ったり、『この間はとよたの動画がよかったから、今度はみよしがんばろう』と話題になったりします」
同じテーマでも、あそびの工夫や撮り方は保育者によって変わるもの。動画を互いに見合うことが、保育者にとって発見につながっているそうです。さらに、そうした保育者の工夫が見る側の楽しさにもつながります。
園にいる時間が短い園長こそ動画を活用!
子どもたちの〝その日の成長〟を知れる喜び
これまで森本先生は両園の園長を務めながらも、系列の幼稚園での体操指導もあり、園にいる時間がなかなかとれないことが悩みでした。それが、てのりのを導入し、動画を配信するようになったことで、森本先生自身も子どもたちの様子がよくわかるようになったそうです。
「『この子、こういうことができるようになったんだな』『この子はこういう表現をするんだ』というのが、とてもよくわかるようになりました。保護者だけでなく、自分にとってもそれは大きなプラスでしたね」
さらに、手遊びや歌など、保育者自らが動画に登場する企画では、うれしいエピソードも。
「動画を見た保護者の方が『○○先生、すごくよかった。子どもも一緒になって家でもやってます』と直接、その先生に伝えてくれたんです。それが彼女はとてもうれしかったと言っていて。最初、恥ずかしがっていたんですけど、だんだんと乗り気になってやっているので、そうした保護者の声が彼女たちのモチベーションになっているんだなとうれしくなります」
ーー森本先生、取材にご協力いただき、ありがとうございました!
◎キッズハウスとよた・キッズハウスみよし
愛知県豊田市・みよし市にある小規模保育園。「こどもスクスク ママキラキラ」を合言葉にお仕事や子育てでがんばるお母さんを応援している。「写真やブログ、ホームページなど、たくさんの保育サービスがある中で、てのりのは子どもたちの生の様子をその日のうちに手軽にあげられる。保護者の方に対する園の付加価値として活用していきたい」と教えてくれました。