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閉じ込めるか、解き放つか①
先日、30年も前の記憶がとつぜんよみがえって、わぁあ~となったわけですが、きのうハラをくくってその正体をたしかめる前に、それは何度も日常生活に割り込んで入ってきました。
あるときは夢の中にするりと。あるときはトイレで。トイレにいたときは意識してなかったのだけど「いやー!!」と声に出して言っていたらしく、眠っていた夫が「どうしたどうした」と起きてきたほどです。ごめんよ。
昨日、その正体を見ようと。ゾンビ化した未消化の感情をちゃんと味わおうと。さいわい誰からも予約がなかったので(さいわいという表現はこういうときに使うのだ)タロットに力を借りました。
現在をあらわす位置に剣でメッタ刺しにされた人がいます。30年前のことを『いま』思い出しているわけなので、そしてその時のことが自分のなかで『終わっていない』ので、わたしはその当時でフリーズして時が止まってしまっている、リアルな私とセッションをしようと思いました。現実的には向かいの席には誰も座っていませんが、私はそこに学生の私を座らせて、実際に声に出して話しました。
ある場面で、誰も引き受けたがらない役回りを押し付けられたこと。それに対してみんなの前で「いやだ」と言ったのに聞き入れられなかったこと。実際に逃げられず、そして私はこともあろうに最もその場でやってはいけない対応をしてしまったということ。ほら!だから、いやだって言ったじゃん!そうは思いつつも、その場にふさわしくないどころか、最悪な空気を作ってしまったことへの申し訳なさもいっぱい。みんなからの冷やかな視線や失笑を浴びて、孤立していく自分を感じてどんどん心を閉ざしていく。逃げられなかった私の目の前に差し出された冷たい威圧的な力と、それに対する恐怖も出てきました。
続きます。
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