ピエロ
心って目にはみえないけど『ある』前提で生きているし語られているし、自分もその世界に足を突っ込んでいる。『ある』か『ない』かは、見えるか見えないかじゃない。
深夜に『ラジエーションハウス』の再放送をやっており、このドラマの放送時間にはリアルタイムでみられなかった夫がはじめて観ています。(原作は読んでいたそう。)
私は2回目なのですがこのドラマは好きで、とてもよくできていると思っていて、眠くなるまでは夫と一緒にみています。
ゆうべ再放送だった回では『人は、笑っているようにみえても心のなかはわからない』というおはなしだったのですが、
この回をみていてまぶたの裏に思い出されたのがオーラソーマの72番のボトル、ピエロ。
上層がブルー、下層がオレンジです。
ここからはラジエーションハウス関係ない話になります。
顔で笑って心で泣いて。
いつもあかるい話題を途切れさせることなく、みんなを笑わせ楽しませてくれる人。
空間をおしゃべりで埋めずにはいられないというその根底にあったものが、
『沈黙の場の恐怖』だった。
そんな友人を思い出しました。
そうだったんだね、って気づいてあげるだけでいいんですよと心理の世界ではよく言われますが、これは本当にそうで、私はここにも数えきれないほど晒しているとおりですが、
みんな一瞬で切り替わる。
根深いところにあった課題は頑丈に蓋をされているから、本人がピンとくるまでにタイムラグがあることもしばしばですが、自分ごととして気づいたら一瞬なのですよね。わかった、理解した、納得した、そういうのはあとからやってくることで、まずは気づいてあげること。
ブルー/オレンジってパキッとしててカッコイイ配色です。たとえばこの配色の文房具を選んだからといって「あなたこうですね」とはならないけれど、いつもいつも、何から何までだと何かあるのかもしれない。
その何かは、みえない。