お坊さんに期待する3つのA
浄土宗の「ともいき講座」に招かれ、全国の浄土宗のお坊さんたちにお寺の社会貢献について話した。ここで私が挙げたポイントは「3つのA」だ。
Awareness(気づき)
Accompany(寄り添い=共感)
Action(行動)
お坊さんが社会貢献するというとき、何も特別に肩肘張らずとも良いと思っている。自身の信仰、宗教性を背景に、日常のお勤めなどの中でまず「これは何か変だな、問題があるな」と気づく。そして、そんな問題を抱えた人、苦に悩む人に共感し、解決のために行動に移す。基本はこれだけだと思っている。
あとはいくつかの個別のお寺の取り組みや、「おてらおやつクラブ」や「Temple morning」などの実例などを交えてお話ししたが、気づきのためのいちばんの手段は、まず人の話を聴くことが大切と強調。ということで「法話よりも世間話!」とちょっと挑発した。宗教者であれば本来的には共感力は高いはずだから、まずは気づきだろうと。
CSRを引き合いに、お坊さんはどこまで自身のお勤め、葬儀といったいわば「本業」に向き合っているのか、その不断のチェックをしているのか、という話もした。さて、どこまで理解をしていただけたのだろうか?
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