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勇者×蟲惑魔構築デッキ紹介

皆様は「蟲惑魔」というデッキをご存知でしょうか?

以前、サンヴァイン初動にすることで、元々ビートダウン気味で展開力の弱い「蟲惑魔」のパワーの底上げをする記事を書きました。

ただ、一枚初動となり、耐性がつき、展開力が上がったとはいえ弱点も多いです。

  • 後攻からのワンキルパターンがない

  • 手札誘発に弱い

マスターデュエル環境だと挨拶代わりに手札誘発がとんでくるなか、この弱点は割と致命的です。

幸いというか、初動が通常モンスターのおかげで「勇者ギミック」をすんなり組み込むことができますので、これで手札誘発をケアできます。

また「植物族モンスター以外のEXデッキからの特殊召喚」ができない状況で、後攻から高打点モンスターを出すにはサンヴァインの高リンクモンスターが使えたりします。

ということで手札誘発にも強く、後攻ワンキルと先行制圧+耐性付与を状況に応じて選択できる「勇者サンヴァイン蟲惑魔」とでも言うべきデッキを作ってきたので紹介します。

最後にはプレイ動画も載せておくので、組んで見る人は参考にしてください!

デッキ紹介

デッキ枚数は40枚で、初動札は11枚です。勇者ギミックを使うため、通常召喚したモンスター効果を使う初動札(ローンファイアとか)は使えません。そのため

この5つが初動札です。「予想GUI」の場合は召喚権が残るので更に展開できます。

ピリ・レイスの地図は、ぶっちゃけた話をするとこのデッキと相性悪いです。メインフェイズ1の開始時にしか発動できないので勇者がうららの囮になれませんし、ライフポイントが4000になるので、アロマセラフィージャスミンの戦闘破壊耐性が失われます。さらに相手の高打点モンスターが棒立ちのセラの蟲惑魔を殴ったりするともうほぼライフが残りません。後で紹介しますがライフポイントと引き換えに除去を行う「廻生のベンガランゼス」の効果も使えなくなる場合があります。それでもいれているのは他に勇者ギミックを邪魔しない初動札がないからですね……

回し方

普段ならテキストで書くのですが、ちょっと面倒くさいのでランクマに潜ってきた時の動画を置いておきます。

ちなみにこのデッキではダイアモンド5まではいけました。

[先行]基本展開

手札に勇者初動と、サンヴァイン初動が両方ある時の最終盤面です。フィールドがほぼ埋まっているの、ちょっと笑っちゃいますね。

[先行]途中で妨害を受けた場合

勇者ギミックがなく、途中で妨害を受けたらこんな感じになります。


[先行]サンヴァインギミックで妨害を追加する

「予想GUI」などで召喚権が残っていて、手札に植物族モンスターがいる場合は蟲惑魔展開のした後に、サンヴァインの妨害展開を追加することができます。

相手フィールドのモンスター効果を一度無効にし、一部のリンクモンスターの攻撃力を底上げします。

[後攻] ワンショットキルパターン(妨害なし)

サンヴァインギミックを使ったワンショットキルです。
こちらの展開では仮にキルできなかった場合でも「聖天樹の大母神」を使って妨害を構えられます。

[後攻] ワンショットキルパターン(妨害あり)

サンヴァインギミックでは1枚初動で、モンスターの除去+打点2500+打点3200の2回攻撃を作ることができます。合計8700でワンショットキルです。


先行制圧の蟲惑魔と、火力のサンヴァインを使い分けられるのいいですよね。

今までは「トロイメア・ユニコーン」+「アクセスコード・トーカー」で場を更地にしてからワンショットキルをすることが多かったのですが、これは3ターン目以降じゃないとできないんですよね

「聖天樹の灰樹精」+「聖蔓の剣士」の組み合わせでは2ターン目でもワンショットキルを狙えるようになりました。

その他のカードの使い方

トリオンの蟲惑魔

相手ターンに「セラの蟲惑魔」+「狡猾な落とし穴」で出してサイクロンします。相手が魔法罠を張っていたらそれを破壊します。デッキに落とし穴を複数枚いれる構築の場合は「トリオンの蟲惑魔」は強制効果なので「セラの蟲惑魔」の効果を誘発できます。相手が罠デッキだった場合に伏せの枚数が多い時は「アロメルスの蟲惑魔」を使うことで何度も効果を発動できます。

通常召喚することは基本無いです。


ティオの蟲惑魔

ティオの蟲惑魔には2つの使い方があります。

1つ目が「ハーピィの羽箒」「ライトニングストーム」などで狡猾な落とし穴が破壊された時の保険です。

① 相手が「ハーピィの羽箒」を発動。チェーンして「狡猾な落とし穴」発動。対象は「蟲惑魔」モンスター2体。「蟲惑魔」モンスターは落とし穴通常罠の効果を受けないので破壊されない。「狡猾な落とし穴」は破壊される。
② チェーン1「セラの蟲惑魔」、チェーン2「カズーラの蟲惑魔」。「カズーラの蟲惑魔」の効果は好きに使っていい。「セラの蟲惑魔」で「ティオの蟲惑魔」をデッキから特殊召喚。
③ 「セラの蟲惑魔」と「ティオの蟲惑魔」の両方が発動。「セラの蟲惑魔」はデッキから落とし穴をセット。「ティオの蟲惑魔」は墓地から「狡猾な落とし穴」をセット。

という流れで、相手は何故か魔法罠を全除去したはずなのに、2枚の罠がセットされているという謎状況を生み出すことができます。


2つ目が3ターン目以降に通常召喚して、リンクの数を2つ増やしたり、トリオンの蟲惑魔を釣り上げてサイクロンするためです。

① 相手ターンに「狡猾な落とし穴」発動。「カズーラの蟲惑魔」で「ティオの蟲惑魔」サーチ。「セラの蟲惑魔」で「トリオンの蟲惑魔」特殊召喚。「トリオンの蟲惑魔」でサイクロン
② 次の自分のターン。適当にリンクして「トリオンの蟲惑魔」墓地に落とす。よくやるのは「アロマセラフィー・ジャスミン」と「トリオンの蟲惑魔」で「トロイメア・ユニコーン」を出す。「トロイメア・ユニコーン」を「クラリアの蟲惑魔」のリンク先に出すことでドローしつつ一枚除去できる。
③ 「ティオの蟲惑魔」通常召喚。墓地の「トリオンの蟲惑魔」を特殊召喚。「トリオンの蟲惑魔」でサイクロン
③ 「ティオの蟲惑魔」と「トリオンの蟲惑魔」で「アロメルスの蟲惑魔」をエクシーズ
④ 「アロメルスの蟲惑魔」の効果。素材を2つ取り除き、墓地の「トリオンの蟲惑魔」特殊召喚。「トリオンの蟲惑魔」でサイクロン。 

この流れが気持ちよすぎるんですよね…….エルドリッチとかはよく当たるので、狡猾が通れば3枚魔法罠破壊して、1枚デッキに戻せます。エルドリッチは十中八九墓地でエルドリッチのモンスター効果を発動するので、相手がエルドだと分かった瞬間に「墓穴ホール」をセットするといいです。


六花精スノードロップ

手札に「カズーラの蟲惑魔」が初手で来てしまった時の保険になります。「アロマセラフィー・ジャスミン」でサーチできるので一枚で十分です。デメリットも「聖蔓の播種」と共有できるので気にならないですね

「六花聖ティアドロップ」も普通に強いので入れても良いです。


パラレルエクシード

「聖天樹の幼精」のリンク先に出して展開します。基本は以下のどちらかをエクシーズします。

「フレシアの蟲惑魔」で実はニビルケア・手札誘発ケアができます。「墓穴ホール」は手札・墓地・除外ゾーンで起動する効果を無効にできるためです。

普通の対戦相手は「聖天樹の幼精」「パラレルエクシード」のどちらかに誘発をうつと思うので基本的にはニビルケアの側面が強いですが、もし相手が「パラレルエクシード」をスルーしてきたら「フレシアの蟲惑魔」を出すと良いです。以降の展開を邪魔されずに済みます。

また「ブラックホール」「サンダーボルト」「ライトニング・ストーム」を打たれた時に「聖蔓の播種」を使わなくても蟲惑魔モンスターを守れたりもします。「アロマセラフィー・ジャスミン」は守れませんが、保険が多いに越したことはないですね。

バグースカは捲りで使えます。こちらのデッキはほぼリンクモンスターで構成されているので、相手は攻撃できず効果も使えないのに、こちらは一方的に展開できます。

最後に

戦線維持能力・妨害力の高い「蟲惑魔」
展開力の高い「聖蔓の播種ギミック」
ワンショットキル性能の高い「聖蔓の剣士ギミック」
除去能力を有する「廻生のベンガランゼス」
妨害を追加できる「聖天樹の大母神」
手札誘発ケアの「勇者ギミック」

を組み合わせたデッキを紹介しました。

捲り性能は少し弱めですが、ファンデッキ枠として十分戦える性能にはなっているのではないかなと思います。

もし他におすすめの相性のいいカードなどがありましたら教えてください
では!!


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