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部活動に『罰』は必要か?
あなたの部活には、罰がありますか?
寝坊、遅刻、部活のルールに背いた行為があったとき、罰を受ける。部活内の法律のようなもだ。
今回は、部活動での罰について、私なりの見解を書く。
【『何に問題があるのか』を理解させる】
罰にも種類があり、罰トレーニング、罰掃除、罰金(これは正直部活では良くないと思う)、謹慎など、他にも見てきたもの、聞いてきたもの多々ある。
高校、大学では指導者、先輩による体罰的なものもあるかもしれない。私は体罰が大問題になった例も身近に経験してきた。
部活動での罰は、物凄く難しい問題だと感じている。
例えば3人が部活動に遅刻してきて、罰で全員ランニングさせるとする。
罰を受けて、本当に反省の色が見える部員もいれば、反省する気なんてさらさらない部員もいる。反省度合いは3人共同じではない。
そこで、私が大切に感じているのは、罰を与える場合は、理由をきちんと明確に伝えた上で、遅刻してきた部員を納得させることだと思う。
もし、彼らが遅刻してきて、練習を始められず、他の部員の迷惑になっていた場合、遅刻することで他人の時間を奪っていること、遅刻してきた部員だけの問題でないことをきちんと伝えられているかを考える。
そんなこと言わなくてもわかるだろうと思うかもしれないが、経験上大学生でも言わなければわからない。わかっていたとしても、根気よく言い続けることが指導者や上級生が取るべき行動だ。
声を荒げてゴリラのように怒ることはよっぽど信頼関係がない限り、相手が心を閉ざす。
【罰は手っ取り早く簡単な手段】
罰のみを与える事は、実は1番手っ取り早く、簡単な手段でもある。それは考える必要がないから。
例】遅刻した→罰
と言ったように、行動そのものが罰に直結していては、何故、その行為が罰に値するのか考える機会がない。
これを、
例】遅刻した→練習が始められずチームの皆の時間を奪った→自分の成長する機会がなくなったかもしれない→チーム内で信頼を失った→罰
に変える作業を指導者、上級生が行う事が大切だと考えている。逆にここまで考えられていれば、罰は必要ない。
時代的にも、指導者や上級生は、これからより部員と対話する事が必要になってくるだろう。
【おわりに】
今回、私なりに部活動での罰について考えた。
この考え方が正解だとは言わないが、対話を行う価値はあると思う。
ただ、どんなに話し合ってもどうしようもない部員もいる。
そのような部員は経験上、親にビビっている確率が高いのでママに電話して迎えに来てもらうといいだろう。
坂井勇仁