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扁平足の改善・進行予防を目指した運動療法

扁平足の「改善・進行予防」を目的とした運動療法をご紹介致します。全て動画コンテンツにて、体系的に学ぶことができます。

※ 注意 ※
ご紹介する運動療法は、臨床での汎用性の高いものをピックアップしております。そのため、本内容は全ての症例に当てはまるものではありませんので、対象者の状態に見合ったものをリスクも加味した上で、慎重に応用していただければと思います。

本動画はすべて【note公式アプリ】ではなく、【ブラウザ】でご覧ください。


前提条件の共有

まずはそもそも扁平足は改善するものなのか?を整理しておきます。

なかなか難しい問題ですが、個人的な見解としては静的支持機構が機能しているのかどうかで決まると考えています。

というのも、この静的支持機構は、バネ靭帯や長・短足底靭帯、足底腱膜が担っており¹⁾、すでに長期的に扁平足を罹患しているケースでは、これらの靭帯や腱膜が伸び切ってしまい、機能していないことが多いです。

靭帯や腱膜というのは構造的に徒手的に元の長さに戻すことは難しいため、すでに伸び切ってしまっている扁平足、いわゆる静的支持機構が破綻してしまっているケースにおいては構造的な改善は困難です(※静的支持機構が破綻していない場合は、動的支持機構の強化により改善可能)。

しかし、扁平足自体を改善できなくとも、扁平足が原因となって生じている、足部の機能低下や疼痛を改善することは可能です。

要は症候性のものを無症候性にもっていくことはできます。

多くの扁平足の場合は、構造的な改善ではなく、この症状の改善をゴールとして設定し、介入にあたる必要があると考えています。

そのため、ここでは扁平足自体を治すような必殺技ではなく、二次的に生じた症状を改善するための運動療法をご紹介致します↓

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少しでも臨床のヒントになっていれば幸いです!!!