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肩関節周囲炎 完全攻略BOOK
No.1 炎症期に的確な介入を施す考え方
・まずは安静の徹底を
質問:「炎症期のリハビリは何をすればいい?」
(※インスタのフォロワーさんから寄せられたご質問です)
まず大前提として、炎症期の目標は"拘縮させないこと"です。
少し歴史を遡ってみると、一昔前はコッドマン体操が炎症期の介入として用いられていました。
これは炎症期であっても少しは動かして拘縮を予防しようという取り組みの一つだったのだと思います。
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ただ昨今求められているのは、支持療法・痛みの範囲内での運動です。
コッドマン体操によって下手にストレッチやモビライゼーションがかかって、痛みが出るぐらいならやらないほうが良いというのが、昨今の考え方です。
冷静に考えれば、痛み出るというのはどう考えても炎症を助長してしまいますので、痛みを起こさずに炎症を沈静化させるという取り組みは当たり前っちゃ当たり前なのですが…
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一昔前は炎症の沈静化と拘縮予防を並行して行っており、現在は炎症の沈静化をスピーディーに行って、その後可及的速やかに拘縮予防に移行するといったイメージです。
そのため、現在の戦い方としては、まずいかに早く炎症を沈静化させられるかが勝負です。
そのうちの1つとして動作指導やポジショニングがあるわけです(※詳しくは後述します)。
少しでも臨床のヒントになっていれば幸いです!!!