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石灰の正体 ー石灰性腱板炎と介入のヒントー


石灰の正体とは?

肩痛の原因として「肩に石灰が溜まっている」なんてことをよく耳にするかと思います。

石灰が溜まることで腱板に炎症が起きるというのがまさに今回のタイトルにもある「石灰性腱板炎」というものです。

では、この「石灰」とは何者なのでしょうか?

石灰性腱板炎のリハを担当しているにも関わらず、意外とここが言及されてない印象にあるのですが、この石灰の正体は「アパタイト結晶」です。

もっと分かりやすく言うと「リン酸カルシウム」で、骨や歯の主成分となる物質のことです。

「腱板に骨や歯の主成分ができる」

実際の臨床所見としても石灰性腱板炎の特徴は「激痛」です。

単なる肩関節周囲炎や腱板断裂では感じないほどの痛みが生じることが多いです。

そんな邪魔者である石灰はなんとしても取り除きたいところですよね…もっというと、未然にその発生を防ぐことができれば理想です。

では、そもそもなぜ腱板に石灰が発生してしまうのでしょうか?

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