作られたトレンド?? #検察庁法改正案に抗議します について
最近の政治関連のnewsではコロナウイルスに関する状況やそれに付随する行政の対応についての話題が中心となっているが久しぶりに、珍しいことが話題になっている。
それは「#検察庁法改正案に抗議します」という言葉ツイッターのトレンド一位になり、最大時(5月10日)には360万以上ものツイートをされていたということだ。
この流れには、普段あまり政治についての発言をしていなかった芸能人やインフルエンサーも多く賛同した。
今回の記事では、検察庁法改正の是非については明言を避け別の視点からこのトレンドを見ていきたい。
私が今回気になったのは360万ツイートという数の多さである。
この改正案は数か月前から一部で問題にはなっていたが、なぜこのタイミングで爆発的に話題になったのかが分からなかった。普段のツイートのトレンド上位でもほとんどが数万多くても数十万という数で100万を超えることはそうそう見れない。
そのような疑問から私はこのトレンドの推移を調べた。
下記はそのグラフです。
青の線を見てもらうと分かるが、15時から16時の間でツイート数が約370万から10万ぐらいまでが激減している。しかし普通は考えてみるとツイートがこんな短時間に激減するものだろうか?
これはツイッター社に*スパム認定されたアカウントが次々と削除された証拠と考えられまる。事実このようなアカウントがたくさんあった。
このトレンドは、何らかの目的の為にある少数の人が時間を絞って何十又は何百ものツイートして作られたトレンドであると推測できる。
ちなみに夜の19時からツイートが始まったもの理由があると考える。これはウェブマーケティングにも使われる手口だが、わざと人があまりSMSを使わない時間の夜から深夜にかけて集中的にツイートを増やしトレンドに乗り易くする手法である。
大手新聞社も#検察庁法改正案に抗議しますという言葉が話題になったことは伝えたが、大量のツイートが削除された件については今のところほとんど触れてない。(勿論知ってはいるだろうがわざわざ乗せる必要はないという判断だろう)
しかし、必ずしもトレンドを作り出すことが悪いとは思わない。ファッション業界でも季節によるトレンドなどは、業界があらかじめ恣意的に作り、商品を発注することはよくあることだと聞く。大切なことはそのトレンドを受け取る本人(私たち)が本当に流行っているものなのか、誰かが流行らせたものなのかを考える事だと思う。
今回の流れは皆さんが政治のことを考えるきっかけになったことは良いことではあるが、トレンドはある組織の少数によって恣意的に作りだすことが出来るということがあからさまに露出させた件でもある。
今回の例以外でも似たようなことは日常的に存在する。私を含めより多くの人が与えれた情報をしっかり考え、より納得のいく選択をしてほしい。
先進国の海外に比べ比較的政治に対してネットハックの文化は根付いてない日本だが今後はどのようなムーブメントが起きるか目が離せない。
ps 5月13日深夜にまた政治関連の#福山哲郎議員に抗議します と#安倍晋三に抗議しますという言葉がツイッターのトレンド上位に入っています。スパムじゃないかな?怪しいにおいがする😅