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弘法山お散歩日記①
先日高尾山に登ったら結構楽しかった。
ケーブルカーは使わず、初めて自分の足で登れた
ことの達成感、普段の街歩きとは違う景色が
見られることが新鮮だったのだ。
もうちょっと山散歩を楽しみたいけれども、
基本はめんどくさがりなので、装備品を整えたり
重たい荷物は持ちたくない。
散歩の延長線上的な手軽さで行けるところはないか…(あとはペーパードライバーなので公共機関で行けるところ)と調べたところ、秦野駅から弘法山公園を経由して、鶴巻温泉をゴールにするハイキングコースを見つけた。
所要時間大体2時間半程。スニーカーでも大丈夫…初心者でもいけそう!というのが決め手で、早速行ってきた、そのレポです。
【服装】
・ヒートテック
・ワークマンで買った動きやすいデニム
・ロングTシャツ
・フルジップパーカー
・GAPのフリース
・リュックサック(コーナンで1500円で買った。
なんと撥水機能付き!)
・ニューバランスのスニーカー
【持ち物】
・タオル
・飲み物
・鳩サブレ
・着替え(後で温泉に入るから)
・洗顔用品(同上)
【その他】
・雑談ベースのレポです。
・毎日基本1万歩は歩いているので、脚力は少し
だけ自身があります。
・あくまで私が行った時の情報なので、装備品は
ちゃんとしたものがあるに越したことはないと
思います。
先人達の知恵をお借りする(秦野駅着~弘法山公園入口)
秦野駅に11時過ぎに到着。
もう少し早くについている予定だったのだけれども、suicaの残高100円、財布の中の所持金100円と
いう事案が発生し、対応していたため到着が遅く
なってしまった。(駅のホームでモバイルsuicaを登録して、危機的状況は脱することができた)
改札をようやく出たはいいものの、スタート地点のある弘法山公園入口が駅の北口なのか南口なのか
わからない。特に案内書きもないので、仕方なく
ネットで先人達の知恵をお借りし、北口の方面だと判明したのでそちらに進んだ。
こういう事を、ワンステップ踏まずにサクサク進める人達は、体内にグーグルマップが搭載されているのだろうか。うらやましい…自分自身との性能の違いを感じつつも、先人達の知恵をその後もお借りして、なんとか弘法山入口までたどり着いた。
ざっくり言うと、広場の時計台を通過して、水無川沿いを右手側にずーっと歩いて、不二家レストランが見えたら左折して、まっすぐ進むと入口看板が見えてくる。ここまでも少し案内看板があってくれたらありがたいなぁ…と少しだけ思った。
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それでは山散歩開始…と言いたいところだが、
お昼ごはんを買い損ねていたので、弘法山入口前にある複合商業施設に入り、ロピア(お安めスーパー)で食料調達をすることにした。
山頂を待てずに、おにぎりを頬張る
施設に入ると、ローカルなファーストフード店が
目に入る。店内で揚げたカレーパンに手作りおにぎり、いいな…と思いつつ、ロピアに入る。
山頂でおにぎりが食べたくて、おにぎりを探したのだけれども残念ながら売っていなかったので、
ポケモンパンをひとつ買って店を後にした。
またファーストフード店の前を横切り、店外に出ようと思ったが、やっぱりおにぎりが気になる。
写真がもう、めちゃくちゃにおいしそうなのだ。
思い切ってここでおにぎりを買おうと決意し、
高菜おにぎり(180円)を注文した。
「店内で召し上がりますか?」と聞かれ、山頂で
食べるはずだったのにうっかり「はい」と返事をしてしまう。お腹が空いていたのだ、仕方ない。
席で待つことおよそ5分後。おにぎりを取りに行くと、きちんとお皿の上に鎮座したおにぎりが出てきた。見た目からわかるちゃんとした、出来立てのおにぎりに、期待が膨らむ。しかもこのおにぎり、コンビニよりも大きめサイズである。嬉しい…。
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めっちゃくちゃおいしい。
お米は粒が際立っていて、噛みしめると甘味が広がる。高菜もたっぷり中に入っていて、丁度いいしょっぱさが白米に合う!のりも巻き立てぱりっぱり。何よりも、あたたかい作りたてというのが美味しいのだ。
普段おにぎりは冷えていることが多いから、手の平をほんのりあたためてくれるおにぎりの存在が、
なんだか愛おしく感じられる。
山頂で食べても絶対美味しいけれど、温かいうちに食べられてこれはよかったかもしれない…と我慢を
知らない自分の食欲の成した判断を肯定しつつ、
また弘法山公園入口へと向かった。
ポケモンパンは山頂で食べる。
序盤にて既に芽生える苦手意識(スタート→浅間山)
さて、食欲に従って一旦は素通りしたものの、
入口に再び立ち山道を見上げる。思ったより急じゃない…?と少し途方に暮れた。しかも階段だし。
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この角度、どれくらい続くのかな…と若干やめよう
かなという気持ちが湧いてきたが、その気持ちが
脳内で、自分自身が認知できる位に言語化されて
しまうと困るので、その前に足をえい、と踏み出した。行くっきゃないのだ。
割と角度のある階段をえっちらおっちら登る。
10分程歩くと息が弾んできて暑くなり、フリースを脱いだ。肺が苦しくなるタイプの運動、苦手である。スタート前に食べた高菜おにぎりもそれなりに存在をお腹で主張してくる。
それでも土を踏みしめる足の感触や、もしかして春が近いのかな、と感じる空気の匂いが心地よかった。
途中コンコンコン…と頭上で音がするので見上げると、キツツキが木にくちばしを打ち付けていた。
普段見ることのない光景に胸が弾む。
後で見返すことはきっとないけれども、動画も撮った。
なんだかんだ楽しみつつも息をはぁはぁさせて、
スタートしてから大体20分位で浅間山に着いた。
コースをクリアしてから思い返すと、この始まりが一番つらいところだったと気がする。グラデーションをつけて欲しい。
全く余談だけれども、地方公務員をしていた頃、
職員は基本館内移動の際、エレベーター・エスカレーター類の使用禁止だった。5階6階まで毎日登っていたけれども、決して慣れることなく毎朝息をぜーはーさせていたし、なんならあの頃から階段は
嫌いだった。
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山頂(?)はいくつかベンチが置いてあって、
ここからでも景色は結構綺麗に見えた。富士山が
近くに見えて、神奈川県からでもこんなに大きく
見えるのか…!という発見があった。富士山が見えると、理由はないけれども少し楽しい。
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長くなったので続きはまた今度。まだ弘法山にすら着いていない。