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パニック障害 闘病のあれこれ5


 最近は凪の時で、そういえば凪の時に書いたことがなかったなと思い、書きます。

 凪の時っていうのは、症状が落ち着いているという意味ではない。全然発作は起きるし、怯みます。でも、変に悲観的になりすぎたり、過剰に自分を否定したり、泣きすぎたりすることはないです。なんだか不思議。
 今まではパニック発作が私の隣に座って、ガミガミと言ってきて、私も反発してガミガミガミガミ。気づけば疲弊して、ダメージを喰らう感じだった。今は隣で、お互いがお互い、好きなことしている。隣にはいるし、私に干渉もしてくるけれど、私は大して気にせず、やりたいことややらなければならないことに集中している。あと、発作が起きること、あんまり人に言わないようにした。上司や先輩やパートナーに、発作起きるもんね扱いされると、余計に酷くなるような気がしたからです。わからない、全然間違っているかもしれない。今のところ害なし、利あり。
 私が持っている精神障害者保健福祉手帳は、病気によって起こる日常生活の不自由さに大して等級がつく(2年ごとに更新の必要がある)ので、このまま2年経てば、私は手帳を返納するだろうなとさえ思う。そう簡単にはいかないんですけどね。
 パニック障害患者になってから5度目の春がきます。発達障害が分かってからは4度目。自分への解像度が上がったこと、周りの方々からのサポート、環境選び、諸々が因となって、今の果がある。できないことが増えていく怖さばかりに目がいくけど、実はできることが増えていく嬉しさもあること、忘れないでいましょう。
 今年の冬は、温度差が激しい。暖かい日もあれば、寒い日もあるね。バナナケーキをうまく焼くと、彼女がとても喜ぶ、みたいなことを数えます。

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