人生を変えたミュージシャンたち
ぼくの人生を変えた、と言っても言い過ぎでないバンドがいる。
彼らをぼくの半生にそって紹介していきたいと思う。
これがきっかけで聴きなおすもよし、開拓するもよし。
有名なアーティストも多いので想いに耽るのもよし。
BUMP OF CHICKEN
BUMP OF CHICKENを聴き始めてからかなり長い。
父が好きで家族で出かけるときに流してくれた。
気づいたら車で流れてたし、歌えた。
バンプの音が、藤原基央の声が細胞レベルで染みついてるみたいな感覚。
実家に帰ってきた感じ(実家に住んでるけど)。
自分の原点はここだな、と聴くたびに痛感する。
一時期は「言葉がキレイすぎで、楽曲もあんまり刺さらない」と思い、離れていた時期もあった。
しかし、何かのきっかけで『ray』『アリア』の2曲を聴いたときにバンプに惚れ直した。惚れ直さざるを得なかった。
きっとこれからもぼくの大切なバンドであり続ける。
きっと今は世間的に苦しいと思うが、きっと立て直せる。
きっと大丈夫。そう信じてる。
SEKAI NO OWARI
セカオワは初めて自分で見つけて聴いたアーティスト。
確か朝のニュースかなんかで特集が組まれてそれを見たんだと思う。
メジャーデビューして、武道館公演したあたりだった気がする。
どっぷりハマって、当時買ったばかりだったiPodTouchで調べまくった。
どんな些細な情報でも拾おうと必死に。
ぼくの最初に買ったCDはセカオワの『Tree』だった。
思い入れがかなり強い。
そんなセカオワは紅白にも出たし、海外アーティストとコラボもするようになった。End of the Worldというプロジェクトも始めた。ライブの演出はまだまだに進化し続けている。
そんなハングリーな彼らにずっと魅了され続けている。
発売延期となったベストアルバムと、開催延期となった10周年ライブを楽しみに待つばかりだ。
Goose House
Youtubeを中心に活動していたGoose House。
彼らの動画にへばりついていたのはセカオワを好きになって少しの時期。
グースはシンガーソングライターが集まってカバーしたり、オリジナル曲を作ったりしていたグループ。
基本的にはアコースティックの形で演奏して、その動画をYoutubeに投稿していた。今思えば、音楽系Youtubeの走りとなった存在ではないか。
現在は解散して、Play Gooseというカタチで一部メンバーが継続している。
きっかけは『光るなら』という楽曲。
アニメ『四月は君の嘘』のOPに使用され世界中から愛され、その動画の再生数は4000万を超えている。
『光るなら』リリース時にはかなり多くの動画がアップされていたので、掘り返してたくさんの音楽を聴いた。
彼らは実に様々なアーティストのカバーをするので、音楽の幅をかなり広げることになった。
彼らなりの解釈で、彼らなりのアレンジで。
何より、音楽を楽しんでいた姿があった。
今は違うカタチにはなるが、それぞれのメンバーの活動が楽しみだ。
[Alexandros]
ぼくにロックの魅力を教えてくれた[Alexandros]。
ドロスに出会う前まではJ-POPとして、歌、つまり声やメロディが好きだった気がする。
ドロスの入り口(『ワタリドリ』)もそうだっただろうし。
でも、『ワタリドリ』の次にリリースされた『Girl A』でロックを見せられた。ギターやベース、ドラムの力強さで一撃必殺をくらったかのような衝撃を受けた。
これがロックか、と。
過去にリリースされた楽曲もチェックしてみると、どれもカッコイイ。
自分が過去に触れたものより激しくて、スタイリッシュで。
英語が歌詞に多く使われていることもカッコイイと感じた理由の一つかもしれない。
理由を言葉にしても無駄な、とにかくカッコイイと思える衝撃を受けたのだ。
気合を入れるときには必ず聴き、新曲のたびにカッコイイと唸ってしまう。
彼らは日本のロックシーンを牽引しながら、世界1を証明するために海外へ足を運ぶ。
音楽はもちろん、志もロックな彼らからはずっと目が離せない。
次は何をしてくれるのか。
Ed Sheeran
エド・シーランは洋楽という扉を開けてくれた。
日本では、邦楽と洋楽という区別が用いられることがある。
歌詞が日本語のほうが意味が分かりやすいし、歌える。
情報も入ってきやすいので、なんとなく邦楽ばかり聴いていた。
洋楽を聴くきっかけもなかったし。
ドラマで『Shape of You』が流れて、YouTubeにサジェストされて一瞬でハマった。
何とも言えない、リズム感と1つの音に言葉を詰め込む感じが妙に気持ちよかった。
『Shape of You』が収録されている『÷(Devide)』を1枚聴いて洋楽もすごいいいな!と思ったのだ。
言語だけで遠ざけていた世界は思った以上に素晴らしかった。
それを体感させてくれたのがエド・シーラン。
現在音楽活動は中止している。
復活の時が楽しみだし、ライブにも行ってみたいと思う。
以上、ぼくの人生を変えたミュージシャンだ。
本当はもっといるのだが、特にターニングポイントとなる5組を取り上げた。
あなたも自分の音楽史を振り返ってみてはいかがだろうか。