道場破りに来た謎の外人を返り討ちにした話
TANOMOU!
外人特有の威勢のいい挨拶が店に響き渡る
どうやらイギリス人のようだ
何でイギリス人やとわかったかって?
それは彼達がイギリスの国旗🇬🇧の入ったユニフォームを着ていたからだ(2名で来店)
翻訳アプリを駆使して話を聞いてみると、道場破りのような事をしながら、各地を転々としているようだった
うちの店で4店舗目で、卓球歴1年なのに6人と試合をして負け無しだと言う
ホンマかいな(´・∀・`)
興味津々だった俺は試合を受ける事にする
だがしかし6人に負け無しだという事に若干ビビった俺はうちのエースT氏と俺が組むダブルスを提案してみた
ダブルスでオッケーをもらい瞬殺する
どうせ2度と会う事ない外人なので、煽り散らかしてみた
俺「HEY HEY HEY EASYGAME!」
とりあえず知ってる単語を並べて煽ってみる
するとT氏が強すぎるので、俺とシングルをしたいという
…
…
…
ふぅ〜
俺も舐められたもんだ
右足の筋肉が千切れて絶賛リハビリ中の俺にシングルを挑むだと…
まぁそんな事を言っても帰りそうにない雰囲気だったので、出来るだけ動かずにやり過ごして、動く必要があるボールは諦める作戦で試合をする事にする
ハッキリ言ってダブルスはT氏のおかげで瞬殺したので、シングルは苦労する事はわかっていた
ラリーになったら負けるからサーブとレシーブで騙し騙しやって、3球目4球目で勝負をかける
でも何か凄いえぐい回転かかったボール飛んでくる
相手のサーブわからん
何か逆球凄いくる
外人特有の奇声に集中力を持っていかれる
外人さん「OH…」
俺の心の声「OH…じゃねぇよ」
外人さん「アウチ!」
俺の心の声「アウチ!じゃねぇよ。そのアウチ!がアウチやわ」
外人さん「イエス!イエス!」
うん。コレはかなりやりにくいぞ
心の中でツッコミ入れるのも中々しんどい。
しかし日本を背負って戦った俺は強かった
ガン見したら恥ずかしいと思ったのか、チラ見しながら俺を応援するスタッフの熱い視線を感じながら、3-1で下した
さすが俺や
しかし卓球歴1年は絶対嘘やと思う
卓球歴1年がホンマやとしたら、イギリスという国は恐ろしい人物を育てあげた国やで
仮にも全国大会に何度も出場している俺からセットを取る人物を育てあげたんやから
イギリスか…
卓球人としては、いつか中国の試合に出てみたいと思ってたけど、イギリスの試合にも出てみたいと思った
うん。良い経験させてもらった
そんなナイスガイなイギリス人の名前はペドロだ
この後に彼が訪れる店の人たち、ペドロを宜しくな。