コロナのワクチン

コロナのワクチンを注射する為に並ぶ。

前には3人程いる。

あー、ドキドキする。

1人目の注射が始まった。

看護師さん「いきますね!」

1人目「うっ…」

俺「今、うって言うたよな。やっぱり痛いんや…。

看護師さん「はい、終わりでーす。次の方どうぞー。」

俺「えらいあっさりしてるなぁ。まぁ注射する方はこんなもんか。」

看護師さん「いきますねー。」

2人目「うっうぅ…。」

俺「やっぱり声でるよなぁ。呻き声?出るんはしょうがない。

看護師さん「はい、終わりでーす。次の方どうぞー。」

俺「やっぱりあっさりしてるなぁ。まぁしょうがない。」

看護師さん「いきますねー。」

俺「さっきから、いきます言うてるけど、どこに行くんや。打ちますちゃうんか?こんな事考えてる俺はまだ余裕あるよな。」

3人目「うわぁーあぁー。」

俺「おいおい、悲鳴になってるやん。」

看護師さん「痛くないですよー。」

俺「この痛くないですよは、根拠のない大丈夫と同じくらい疑わしいもんやと思う。」

看護師さん「はい、終わりでーす。次の方どうぞー。」


あぁ、いよいよ俺の番か…
よし!どうせ声出るなら良い呻き声出してやろう。


俺「優しくして下さい。宜しくお願いします。」

看護師さん「いきますねー。」

看護師さん「あっ!」


えっ⁉︎今、あって言うたよな?絶対あって言うたよ。絶対何か失敗したやつやん…。



看護師「終わりでーす。次の方どうぞー。」


おいおいおいおい、普通に終わろうとしてるやん。




俺「今、あって言うたんなんやったんですか?」


看護師さん「黒子あるなって思って。」


黒子あるのは良いけど、アッにビックリして、用意してた呻き声披露する事なく終わってしもたやん!ほんでそんなアッて言う程の黒子ちゃうし!



そんな俺の日常…トゥルリーラートゥルリーラー〜♪

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