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子宮内膜症|チョコレート嚢胞が発覚した日


はじめまして、こんにちは。

転勤族の夫と暮らすアラサー、tenkaです。



今回は、現在も治療を続けている子宮内膜症に関する内容です。



この記事を書いている今、すでに手術まで終えている状態なのですが
発覚から今日に至るまで約2年、紆余曲折いろんなことがありました。


転勤族の宿命、引っ越しもあり
計5つの病院をハシゴした私の闘病レポになります。



◎1院目

最初に婦人科を受診したきっかけは、
生理開始から10日経っても出血が終わらず
不正出血の状態が続いたことからでした。

これまで周期にばらつきはある方でしたが
流石に何かおかしいと思い、近所の小さなクリニックを受診。

おそらく子宮内膜症だろうと言うことで
生理時の状態(排卵しているかどうかなど)をみるため
次回の生理開始2日目に来るように と言われました。

2回目の通院の結果、チョコレート嚢胞による不正出血との診断でした。

チョコレート嚢胞(卵巣子宮内膜症性嚢胞)は、本来、子宮の内側にあるはずの子宮内膜が、卵巣に発生することで起きる子宮内膜症の一つです。嚢胞とは液体などの内容物を含んだ袋状の病巣のことですが、卵巣では古い血液がチョコレートのようになって、中にたまった嚢胞ができることから、「チョコレート嚢胞」と呼ばれています。子宮内膜症は20~30歳代の女性に多い病気で、生殖可能年齢の約10%にあるとされています。子宮内膜症はほとんどの場合は良性ですが、チョコレート嚢胞はだんだん大きくなり、骨盤内の他の臓器と癒着し、痛みなどの症状が重症化します。まれに卵巣がんになる場合もあります。不妊症を引き起こすことも多いので、産婦人科の医師に相談してください。

Doctors Fileより


元々生理がおもい&不順だったので
もしかしたらそうかもなーとは思っていましたが
いざ診断が下るととても不安になりました。


生理が来ると進行してしまうとのことで、ホルモン剤治療を開始。
いわゆるピルと同じで、生理周期を管理するところから始まりました。


半年ほど通院したのですが、なかなか良くならず…。
そろそろ子どもも欲しいし(服薬中は妊娠できない)
先生に相談したところ、漢方での治療に切り替えましょう と。



ここで一旦、夫に相談。
体調も万全ではない感覚がずっと続いていたし
このまま妊娠できなかったら…という気持ちが強くなってきていました。
「思い切って、病院を変えてみたい。」


私の不調をそばで見ていて
メンタル的にも不安定になっているのがわかっていたので
快諾してくれました。


次の通院時に先生に相談してみたところ
思いの外前向きな回答が返ってきました。

「嚢胞が癒着してる可能性もなくは無いし、
 そこまではうちじゃ見てあげられないからねえ。
 あそこは県外から通院する人がいるくらい有名なところだから
 招待状は書けないけど、婦人科で予約とってみたら?」


と、県内でも1番有名な不妊治療外来を薦めていただきました。


「半年待ちとかザラだから、念のため市立病院に紹介状書いてあげるね〜」


と先生に言われていたんですが(優しい)
診察後すぐに電話したところ
ラッキーなことに2週間後に予約が取れて、そのまま通院できることになりました。



◎2院目

家から車で2、30分ほどの距離だったので
毎度震えながら(ペーパードライバー)運転して通っていました。

そして有名なだけあってめちゃくちゃ人が多い&待ち時間が長かった…
通院日は半休取らないと時間的に無理でした。


初診の結果はやはり1院目と同じで、チョコレート嚢胞との診断だったのですが
この時点で嚢胞がけっこうな大きさになっていたそうで
悪性腫瘍でないかどうか、血液検査と念のためMRI検査を受けることに。

ちなみに1院目の先生が言っていた、他臓器との癒着はありませんでした。

チョコレート嚢胞にもステージがあるそうで、私は2か3くらいだったような…。
確か4段階くらいありました。
癒着があると結構まずい状態なんだそうです。


思い返せば、この頃から事あるごとに血液検査を受けてきました。
注射が苦手なので毎度地味にストレスを感じますね…



さて、人生初のMRIの感想は「大・工・事」!!!

本当に病院か?てくらいずーっと爆デカ機械音が鳴り続けていて

リラクゼーション的な音楽が流れるヘッドセットつけるんですが
ほぼ意味なかったですね。笑



数週後に結果が出て
異常はないものの
「大きさ的にギリギリ手術ラインに引っかかるけど、どうする?」と。


どうするとは?笑


具体的には、腫瘍の大きさが6cmになっていたそうで
(つまり卵巣が6cm大になっていると考えると恐ろしいですよね)

ギリギリ手術ラインには乗るけども
先生としては手術までしなくても良いかな、と言う状態だそうでした。(えー)



結局、引き続き経過観察を続けることになりましたが
この間、生理周期に合わせてただ診察するのみで、服薬も特になく…。

最後に通院した時には、前より小さくなっているとは言われたのですが
体調の方は変わらず、生理はぼちぼち重いし常に万全じゃない感が続いており…。



これじゃあやってることは前とほぼ一緒では??


この時、避妊をやめてから1年が経過しようとしていたこともあり
3ヶ月ほど通院した辺りで、不妊治療について相談しました。

書類をもらい、一通りの説明を受け、追って自分で予約することになりました。


正直、2院目の先生はあまり親切ではない印象で
状況を淡々と説明されるばかりで、手術や不妊治療についても

「まだ若いしそんなに焦らなくても…」と

寄り添って考えていただけるような雰囲気では無かったです。


そして何より、不妊治療を開始するにあたって
夫も含めて保険外の高額な血液検査を受ける必要がありました。



不妊治療は初めてみたいけど

本当にこの病院である必要があるだろうか?

家からも職場からも遠く、仕事と両立して通院できるのだろうか?


と不安な気持ちが大きくなり
夫と相談した結果、不妊治療開始を前提に
自宅と職場から通いやすい病院に変えてみることにしました。



◎3院目

ネットで検索して、通いやすさと先生の評判から次の病院を選びました。

これまでの経緯と、不妊治療を開始したい旨を伝えて通院開始。


治療開始に辺り、一通り検査が必要ということで
私は血液検査、尿検査、卵管造営検査
夫は精液検査を受けました。



卵管造営、人によるそうですが私は結構しんどかった…

痛くはないけど、お腹の中を掻き回されているような
上からも下からもなんか出そうな気持ち悪さがありました。笑


夫も私も、検査結果自体は特に問題はなかったので

「まずはタイミング法から始めましょうか!」




というタイミングでなんと

転勤が決まってしまいました…。とほほ…。


◎4院目

「こうなったらもう、不妊治療専門のクリニックに行ってしまおう!!」

引っ越しが落ち着いた頃、ネットで検索して
1番最初に出てきたところを予約してみました(口コミもちゃんと読んだ)。


初診恒例、検査祭りとカウンセリングを乗り越え
3度目の通院でやっと内診。



「…んー、前の腫瘍が大きくなってるねえ…」

「このままじゃ不妊治療進められないので、
 大きい病院に紹介状書くんで診て貰ってください」



えーーーーーーーーーーーーーー



出鼻くじかれた感半端なかったです。

体調の方は割と調子良かっただけに、振り出しに戻ったショックが大きかった…。



◎5院目

地元の大きな総合病院は、
これまで以上に

まーーーーーーーーーー、待ち時間が長い。


しかも予約が取れる時間が限られてる(午前中のみ)ので
朝イチ時間の予約でも、半休取らないと不安。


そんなこんなでまた血液検査と尿検査と内診一通りして


「うん、卵巣が腫れてるね」と。(もう聞き飽きた)


ただ今回は手術をお勧めされました。



「今は確かに手術しなくても良いかも知れないけど
 いつかはした方がいいし、術後もホルモン治療までやったほうが確実だよ。
 そして早めに妊娠したほうがいい(=生理が来ない=進行が止まるから)し、
 その場合でも、1人産んだ後ホルモン治療はやったほうがいいね。」



え、2院目の先生と言ってること全然ちゃうやん。
と思いましたが、手術によって卵巣機能が下がったりすることもあるらしく
前の先生は私の年齢(まだ若いじゃん、と)を気にしていたので
おすすめはしなかったのかもしません。


今回は
不妊の原因になってる可能性もある プラス

いつかやったほうが良いなら、今やるでしょ!!!!!


ということで
夫に相談もせず、その場で手術することに決めました。笑


あー、あの時(2院目)同じ話をしてもらえてたら
もっと早めに決断できたのにな…


なんて思いながら

とはいえ思い切った選択ではあるよな...
と、ドキドキしながら夫に報告しました。


夫は、相談なしに決めたことに少しショックを受けているようではありましたが
私の体のことだし、少しでも不安が取り除けるなら応援する。
と言ってくれました。


そして
ラッキーなことにその月末に予約が取れ、
トントン拍子で手術日が決まり、1週間の入院に向けて準備を始めました。


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以降、入院・手術の様子については別の記事にまとめています。
続きが気になる方はそちらをご覧ください。



今回は、病気発覚から手術に至るまでをざっくりまとめました。


いざ文章にしてみると、想像していたよりあっさりまとまってしまったのですが
ショックを受ける事実。
勇気のいる決断。
色々な葛藤もありました。

同じ境遇の方、もしかしたら私もそうかも?と思った方が
少しでも早く病院を受診して、快方に向かわれることを祈っています。



それでは。

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