「2カ所のワークスペースで、共働き×在宅勤務に適したニューノーマル賃貸住宅「Belle Lead SkipHigh 2-worklabo」を発売」PRTIMES
ミサワホームが新しい生活様式に対応した賃貸商品を開発したというお話です。
ミサワホームのウリであるスキップフロア「蔵」を利用して、ワークスペースと大型収納を提案するというアイディアです。
カップル、DINKSがターゲット層になるような1LDKにワークスペースがついたモデルプラン。
この商品がいいなと思ったポイントが3つあります。
1、これからの時代要請に応えていること
個人が自由な働き方をできるようになる未来に向けて、賃貸住宅でもしっかりと仕事ができる空間を確保しているので、明らかに他の賃貸と差別化できます。
2、注文住宅をこれから建てる層へのブランド認知・ファン化につながる
単純に、賃貸住宅を借りるボリュームゾーンだからだと思いますが、単身や高齢者と違って、カップル~ファミリー層を狙えると、メーカーにとっても有利だと思います。
彼らはこれから結婚、出産、定住検討など条件が揃うと、持ち家に移行する可能性が高い人たちです。
現在住んでいる賃貸の満足度が高ければ、持ち家を考える際に、真っ先に検討メーカーに上がるのではないでしょうか。
3、付加価値のある賃貸住宅の普及につながる
フリーランスという働き方が広まったり、持ち家は負債論の広まりなどで、持ち家を持たない賃貸派の人たちも増えています。
独り暮らしの若い単身者と違い、そういった人たちは目線が肥えていますので、間取りや設備仕様に対してこだわりが強くなると思います。
その一方で、賃貸経営者の多くが、単純に利回りを稼ぐために戸数を増やして、金額を下げて、という「ザ・賃貸仕様」を建てています。
そんな中で、ハウスメーカーが特徴的な間取り、グレード高い性能や設備などをアピールできると、「このメーカーの賃貸に住みたい」「このメーカーの賃貸なら家賃が高くてもいい」という差別化ができ、ファンが生まれ、賃貸市場の中に個性的な差別化戦略が生まれて、賃貸市場が面白くなると思います。
先日の積水ハウスZEH賃貸3800戸を突破もそうですが、持ち家だけでなく、賃貸派の人も豊かな住生活を叶えられる一歩が、ハウスメーカーからもしかけられるといいですね。