大坂なおみのラケット破壊問題からの記者会見拒否問題の流れについて考察してみる。
※初めに現在大坂なおみは鬱ということで無期限の休養をしておりますが、だからといって全てを鬱で片づけていい話ではないし、鬱だからしょうがないというコメントは一切無視することを先に宣言しておきます。
ここ最近のテニスの話題を引っ掻き回している大坂なおみ。マスコミに多少湾曲されて伝わっている部分があるにせよ、大坂なおみならそれを織り込み済みで利用していたはず。
しかし結局はただただ我儘にやりたい放題やっているだけに見える。
確実に言えることは大坂なおみにとっての一番はセレナ・ウィリアムズだということだ。
つまりそれは行動原理にも影響してくるのである。
女子テニスを見ている者なら理解してくれるかもしれないが、ラケット破壊や記者会見拒否問題についてこれをそのままセレナ・ウィリアムズがやっていてもなんの違和感もないというかやるだろうなという想像が簡単についてしまう。(その後セレナ・ウィリアムズが大坂なおみに味方したことによってセレナ引退後大坂なおみのコーチになる可能性が出てきたのかもしれない。)
この問題が引き起こされるのと同時にローレウス年間最優秀女子選手賞に輝いたことも拍車をかけているのではないかと考察する。なにせ女子アスリートのトップに立ったわけなんだから、いわば名実ともの自分が中心になったということであるからだ。
つまり大坂なおみは女子テニス界というより女性アスリートのトップにたったという恩恵を利用しているとも言える。これをわがままととるか、権利を行使していると言えるかは見方によってどっちともとれるのでここでは結論は出すことができない。
これを書いていながらなんと全仏二回戦を棄権するということになったが、正直理解出来ない。理由を探すとすれば記者会見拒否してグランドスラム出禁を避ける為の行動だったのか?
しかしこれは前代未聞であり、ただただ我儘に振る舞ったとしか言いようがない。多少なりの我慢と落としどころを考えるべきだったのではないか。
これを言うのもなんだが、大坂なおみよりも試合前棄権したいプレイヤーだっているのである。クレー強者でありながら現在調子を崩していて、出場したとて負けるだろうなと試合せざるを得ない状況のプレイヤーや全仏前に怪我をして試合は出来るものの本来の動きが出来ないというプレイヤーだ。今回で言えば前者はベルテンス、後者はムグルサである。そして2人ともしっかり戦ったことは言うまでもないし当然記者会見も行った。これは特別でもなんでもなく、これからもこう言ったプレイヤーはいくらでも出てくるだろう。正直いって負けたあと会見拒否出来るものならしたいはずである。
つまり今回の大坂なおみの試合前棄権は我儘の一言で片付けられるものであり擁護できるのもではないことはお分かりいただけただろうか。
どうしてもこの我儘ぶりはセレナの影響としか言いようがない。
そう言う意味で大坂なおみを唯一コントロール出来るとすればセレナ・ウィリアムズしかいないことになる。両親や姉でも無理だということが改めてわかった。
そして今回の大坂なおみへの嫌悪感はセレナへの嫌悪感と同質であることをお伝えしておきたい。つまり大坂なおみのファンとセレナのファン、更にアンチも完全に共有したと言える。
そして記者会見拒否問題を収束するべく、全仏試合前棄権の理由もして2018年全米以降から鬱を抱えていると告白した。
しかし大坂なおみが試合出来ない状態であったのあと言えばそうではない。だったら全仏1回戦を普通にこなす理由がおかしいことになる。全仏1回戦終了後に鬱症状が出たのならわからないであるがそうとは言ってはいない。
となれば優勝が見込めない全仏を利用して記者会見のルールを変えさせるべく革命を起こしたのではないか。それが無期限休養という痛みに変えても。自分は現在大坂なおみが試合が出来ない状態とは到底思えない。繰り返すが全仏1回戦を問題なく試合したのである。全仏前に記者会見拒否して本当に試合出来ない状態ならそのまま試合前棄権するのが自然であるからだ。
まあ大坂なおみが復帰するには負けたときの記者会見のルールが変わっているか、自身が記者会見の受け応えの折り合いを上手いことやるかによるだろう。後者なら芝シーズンしれっと復帰出来るわけだが、セレナばりにアンチを量産した副作用も抱えるが本人は至ってノーダメージだろう。テニス自体は頭脳的だとは思わないが、しかしコート外だとやりたいように手をよく考えるものだなとは思う。思えば2020年の全米で7枚の名前入りマスクを用意したことからも言えるように。