サーシャ・バジンコーチがムラデノビッチに就いたことによる、ムラデノビッチの今後のキャリアを再考察してみる。
さてタイトルの通り、ムラデノビッチにサーシャ・バジンが正式にコーチに就任しました。このnoteでもムラデノビッチ、サーシャ・バジン共に個別に書いており、一言で言えば、才能あるプレイヤーが恋愛に夢中でテニスに集中できていない状況の中、女子テニスプレイヤーのメンタル改善に定評のあるスペシャルコーチが就任といったところでしょうか。
となればムラデノビッチがサーシャ・バジンによって恋愛をしながらでもテニスに集中できる環境を整えることができるということです。即ち、トップ10経験者であるムラデノビッチのV字回復は想像に難くないといったろころでしょうか。
実際クレーシーズンにはいってからいくばくも経っていないわけですけれども、結果がすぐ伴ってきました。内容としてはボールにくらいつく集中力がまし粘り強くなったこと。結果は優勝はありませんが、着実にポイントアップしているということ。ムラデノビッチの母親でさえどうにもならなかった状況をあっという間に打開してしまったことに、改めてサーシャ・バジンコーチの凄さをまざまざと見せつけられることとなった。簡単にいうが恋愛をしながらテニスに集中させるのが正直どうやって成立させているのかわからない。当たり前だが、恋愛をやめさせるのは逆効果であり(1970~2000年までなら間違いなく恋愛をやめさせるのが圧倒的だったはず)、そんなことをやればコーチを速攻解雇させられているわけだし、ひょっとしたらこんなことができるのはサーシャ・バジンだけなのかもしれない。
あとサーシャコーチが明言していることとして、ムラデノビッチの数少ない技術的弱点であるセカンドサーブに着手するのは、2019年オフシーズンということもあり、トップ10復帰は2020年シーズンになると思われるが、それでも2019年シーズンのムラデノビッチが何かでかいことをやってくれる期待感が大いに持てるのであっさり風味ですが、締めようと思います。
次回予告はこのクレーシーズン進化をみせて現在油の乗り切っている、個人的に最盛期だと思うキキ・ベルテンスを考察したいと思います。