女子テニスシングルスの平均レベルの高騰化について
現在日本女子テニス界は大坂なおみ一色になってしまい、他の日本人女子テニスプレイヤーに注目がいかなくなってしまっているのだが、実はランキングトップ100に大坂なおみ以外誰1人としていない状況であることは意外と知られていないと思う。
つまりランキングトップ100から脱落してしまったのだが、なぜそうなったのか理由を考えると、大坂なおみ前後の世代が次々とトップ100に名乗りを上げているのと、もともとトップ100にいた実力者が長期離脱から復帰してランキングをV字回復したからと個人的に思うところである。
即ちトップ100辺りのレベルが跳ね上がってしまったのだ。それを証拠にトップ100にいた日本人女子テニスプレイヤーのみならず、海外の実力に覚えのあるプレイヤーでもトップ100を維持できずにいる。しかし日本のマスコミはそのような事を伝えることもなく、周りから大坂なおみだけ頑張っているよう思われ、不甲斐ないように思わされてしまっているよう誤解を与える可能性を大いに孕んでいるのは、自分の考えすぎなのはおいといたとしても良いことではないだろう。
女子テニスはそれでなくともランキング2桁がランキング3桁に負けることは多々あるわけだけれども、現在の層の厚さを考えると50位~150位まで個人的にひしめき合っているイメージが強い。それはトップ100落ちしている実力あるプレイヤーがそれだけ多いからなのだが。
それだけに現在トップ100の壁が以前にも増して高いので、新たにトップ100入りする、又はトップ100入りしたプレイヤーへのチェックを欠かしては女子テニスの流れを見失うことにつながるので、より注視していこうと思う。