女子テニス界は大坂なおみの時代に突入するのか
初めまして、テニスバカことテニバカと言います。
元々は大村あつしさんという作家・ITライターの方のブログの女子テニスの記事にコメントの常連だった者です。
さてこのnoteでも大坂なおみの全米優勝の記事が出ていますが、勿論それは日本女子テニス界の新時代突入ということで喜ばしいわけですけれども、それ以上に個人的な心配事がありまして、それはなぜかと問われるならば、大坂なおみのライバルは誰になるのかといったところです。
大坂なおみがこれから活躍をしてグランドスラムをどんどん優勝してもらってそれだけで充分なのではないかと思った人もいるのかもしれませんが、それだけでは女子テニス人気は日本と大坂なおみのファンの為だけになってしまいます。
そしてこの時点で思いっきり言いきってしまいますが、今後大坂なおみを中心とした時代に突入するという可能性が大きいことを明言したいと思います。
当然このような大それたことを言いきるからには列記とした根拠があるわけですが、まずはなんといっても現在の大坂なおみのコーチであるサーシャ・バインコーチという存在があまりにも大きい。
もはや大坂なおみの特集でもがっつり掘り下げられているので、ここで改めて紹介するのは省かせていただきますが、どれくらい凄いのかと言えば、大坂なおみに限らずとも女子テニスプレイヤーなら、誰をコーチしても結果を出すのは間違いないという最高以外に言いようがないコーチという表現しか言いようがない。
なぜそんなことが言えるのかと言うと、サーシャはテニスを教える能力が高いにも関わらず、それ以前に女性への接し方、女性への教え方を心得てるからである。だいたいプロ女子テニスプレイヤーであれば、技術レベルは当然何かしら高い。となれば問題になるのはメンタル。メンタルコーチはメンタルトレーニングでのアドバイスが主なので技術面は担当外。しかしサーシャは元々ヒッティングパートナでありながら、対戦相手の対策もできる。そして大坂なおみは元々メンタルに問題を抱えていたにも関わらず、彼はその彼女のメンタルをかなり改善してきているというメンタルコーチも真っ青な仕事ぶりを発揮している。
元々潜在能力は早くから女子テニス界屈指とうたわれた大坂なおみにこのコーチがついて、そして現在のような状況になったということは、もう大坂なおみの時代になってしまうと結論づけるのが自然と言えるだろう。
しかしこれでは日本女子テニス界にとっては良くても、女子テニス界にとってはあまり好ましくない状況である。
ただ1人ぶっちぎり強いプレイヤーが中心となってしまえば、どうしたって注目度が減ってしまう。それは女子テニスの隆盛期はいつだったのかを考えれば簡単な話である。
言うまでもなく、クリス・エバートとマルチナ・ナブラチロワの2強時代である。もしシュティフィー・グラフとモニカ・セレシュの2強時代がきていたらこれに匹敵していたのは間違いない。
となれば大坂なおみのライバルがいなければ盛り上がらないわけだが、大坂なおみは何かとセレナ・ウィリアムズと比較されるので、当然マリア・シャラポワのようなプレイヤーの出現を待ちのぞみたいところである。
もし昨年の今頃この記事を書いていたら一にも二にもキャサリン・べリスと言いたいわけだけれども、現在キャサリン・べリスは怪我からまだ復帰できていないというわけで、今推したいプレイヤーを2人ほど挙げたいと思う。
まず1人目は昨日のジャパン・ウィメンズオープンを予選から勝ち上がり準優勝を果たしたアマンダ・アニシモバである。まだ17歳になったばかりで、現時点の実力を一言で説明するとすれば調子の悪いトップ10プレイヤーなら既に勝てる力があり、実際勝っているプレイヤーと言えばわかりやすいのではないか。ルックスも素晴らしい。
もう1人はアイドル的なルックスではなく、あくまで大坂なおみのライバルとして面白い存在になるのだが、その名はコリー・ガウフと言う。
彼女はムラトグルアカデミーに属しているわけだが、そのムラトグル本人が認める才能の持ち主で既にジュニアで圧倒的強さを誇っている。13歳で全米ジュニアのグランドスラム決勝進出したかと思えば、翌14歳で全仏ジュニアグランドスラムを優勝してしまったという末恐ろしさ。セレナ引退後、若しくはムラトグルがセレナのコーチを辞めた後、このガウフのコーチとなった場合、どうなってしまうのかもう想像がつかない。とはいえガウフが18歳になってシニアツアー参戦するまでまだ4年ほどあるわけで当然時間がまだまだかかるのは致し方がないところだろう。
長々となってしまったが、自分は既に大坂なおみのライバルの出現を待ち望んでるのが目下の女子テニスの一番の興味どころである。