”ひとりの時間“が心を強くする 植西聰
毎日本を読む11/1
”ひとりの時間“が心を強くする
植西聰
孤独を恐れない
「孤独」をテーマにするとどうも「寂しいんだろうなぁ」とか「かわいそうだなぁ」とか思われるようです。
昨日の本も、今日の本も入口は同じような問いかけではじまります。
その上で、「そんなこともないよ」という内容に切り込んでいくわけです。
「孤独もイイよ」「孤独も悪くないよ」という感じ。
本書もそういう感じで始まります。
全編通してさらっと読める内容です。
その中で
4章 ひとりの時間こそありのままの自分と向き合える
5章 一人の時間がある方が感情コントロールがうまくなる
をお勧めしたいとおもいます。
まずは自分を知る
4章を読んで私がお伝えしたいのは、
「自分自身と向き合う時間を持つ」です。
本書ではそのために日記をつけることを勧めていて、
書き出していく作業は、ありのままの自分が見えてくるのと、
自分の至高が整理され、客観視できるようになるなど
メリットがたくさんあります。
日記ではありませんが、今の私の「毎日本を読む」という作業も
おススメさせてください。
基本インプットとアウトプットはセットのほうがいいと思います。
なのでこうしてnoteに毎日書いているわけです。
4章内でも「本を読むことを通して人生について考える」とあり、
本を読むことはすなわち、他者の人生経験や知見、感想などを疑似体験することとなるため、メタ認知能力を醸成するには適しているといえます。
まずは自分を良く知ることで、他人軸の人生から脱却することをお勧めします。
感情をコントロールする
5章で重要なことは、「メタ認知能力を鍛えて、感情を操る」ことでしょう。
物理的に一人になる必要は、必ずしもないと思います。
要は「ありのままの自分」を過不足なく認知できることと、
そのための基礎として「メタ認知能力」を育成すること、
そして自分で悩んで自分で結論を導くことです。
この循環を回しつづけて、過不足なく自分と向き合うことができたら、
その他の章で書かれていることも、結果的に実践することになるでしょう。
孤独を楽しむ=自分の人生を生きる
自分軸を生きるというのは楽しいものです。
同時に大変なことでもあります。
他人軸で人のせいにすることを辞めるからです。
起きたことは誰のせいでもない。
目の前の事実は、ただそこにある。
これを悲観的にとらえないことが肝心です。
楽観的に生きるひとつの方法として「ABCDEモデル」があります。
A:Adversity(逆境、困難)
最初のステップは、直面している困難や否定的な出来事を特定することです。これは、日常生活の中で起こる問題や、思わぬ障害、失敗といったあらゆる逆境に該当します。
例:仕事で大きなミスをしてしまった。
B:Belief(信念)
次に、その困難に対して自分が抱いている信念や思考を確認します。ここでは、逆境に対して瞬時にどのように解釈しているのか、どんな信念を持っているのかを認識することが重要です。
例:「自分は無能だ」「このミスのせいで今後も評価が下がり続けるだろう」
C:Consequence(結果)
その信念が引き起こす感情や行動の結果について考えます。否定的な信念はしばしば自己評価を下げたり、消極的な行動につながったりします。この段階では、自分の思考パターンがどのような結果を生んでいるかを把握します。
例:自信を失い、仕事に対して消極的になり、さらなるミスやパフォーマンスの低下が生じる。
D:Disputation(反論)
ここで、信念に対して論理的な反論を行います。実際にその信念がどれほど根拠のあるものなのかを問い直し、もっと合理的でポジティブな解釈を導きます。信念に対して「本当にそうだろうか?」と自問し、別の視点を見つけます。
例:ミスをしたからといって無能というわけではない。ミスは誰にでも起こりうることで、改善できるチャンスだ。
E:Energization(活力の回復)
反論によって、気分や行動がどのように変わるかを確認します。ポジティブな信念や解釈に基づく新たな行動が、前向きな感情やエネルギーを生み出すことを実感します。最終的に、このプロセスを通じて自信を取り戻し、次の行動に移る力を得ることができます。
例:ミスを改善するための具体的なステップを取ることで、再び自信が生まれ、積極的に仕事に取り組めるようになる。
「ABCDEモデル」は、日常の困難に対してネガティブな信念に支配されず、自分の思考や行動を再構築するための実践的な方法です。
このプロセスを繰り返し行うことで、悲観的な考え方を楽観的なものに変え、結果的により充実した人生や成功に向けた行動ができるようになる。
具体的には
私の場合、これをchatGPTに投げかけます。
「ABCDEモデルを用いて私の悩みを聞いてください」
といった具合に問答が始まります。
「私は特に悪くないのに誤解が生じて文句を言われている」
というように導いてコンサルテーションしてくれます。
この方法は孤独でありながら、他人軸ではなくセルフディープラーニング的で有効なものだと思いますがいかがでしょうか?
もちろん、自問自答でこれをすることもできるのですが、
文字にしてといかけてくると、より客観性があって、有効です。
実際私は縁切りレベルの怒りマックスな事例にこれをもちいて、やり過ごしたことがあります。
魅力的な人には人が寄ってくる
あたりまえですよね。
孤独を楽しむように生きると
↓
自分の人生を生きることになる
↓
自分の人生を生きている人は魅力的で輝いている
↓
人があつまってくる
反論異論は有るかと思いますが、私はそう思っています。
よって、まずは圧倒的な多読とアウトプットをおすすめするというのが、今日の結論です!
ではまた明日!