見出し画像

宇宙が始まる前には何があったのか?  ローレンス・クラウス

毎日本を読む9/30
宇宙が始まる前には何があったのか?
ローレンス・クラウス

アドラーとかマインドフルネスとか、
人間の内側への探求をしていくと、
ふと空を見上げて大きく深呼吸したくなります。
「宇宙の向こうはどうなってんだっけ?」
こういう現象に名前とかあるのかしら??

なぜこの本を???


宇宙の始まりの前に「何があったのか」という問いは、物理学や哲学においても非常に難解で奥深いものです。
現在の科学的な理解に基づくと、宇宙は約138億年前にビッグバンと呼ばれる現象によって始まったとされています。
しかし、「ビッグバン以前に何があったのか」という問いには、いくつかの視点があります。

時空の始まりとしてのビッグバン

ビッグバン理論によると、ビッグバンは宇宙そのもの、つまり時間と空間の始まりを意味します。
そのため、ビッグバンの「前」という概念は物理学的には存在しないとされています。
時間そのものがビッグバンから始まったため、時間の外に「以前」という概念は適用できないというのが一般的な見解です。
これは、例えば「北極の北には何があるか?」という問いに似ていて、方角の定義上、北極の「北」というものが存在しないのと同じです。

量子重力理論の可能性

ただし、ビッグバン以前の状態については完全には解明されていません。現代の物理学では、一般相対性理論と量子力学を統一する「量子重力理論」が未完成であるため、ビッグバンの瞬間やそれ以前に何があったかを正確に説明できません。このため、いくつかの仮説が提唱されています。

サイクリック宇宙モデル
宇宙がビッグバンとビッグクランチを繰り返しているという考え方。
宇宙が膨張して収縮し、また新たなビッグバンが起こるというサイクルです。

多元宇宙(マルチバース)理論
我々の宇宙がいくつかの宇宙のうちの一つであり、ビッグバンは他の宇宙からの「泡」のように誕生したという仮説。
このモデルでは、他の宇宙が存在し、そこに時間や空間が存在する可能性があります。

哲学的・神学的視点
物理学の枠を超え、哲学や神学の領域では、ビッグバン以前に「超自然的な存在」や「無限の可能性」があったとする考えも存在します。
神が宇宙を創造したという考えや、存在の根源に関する探求が行われています。

とまあここまでは調べてわかる範囲の宇宙のことです。
難しい以前に、基礎学問が頭にないのでイメージがわかない感じがします。

まったくわからん!!

しかしこの「まったくわからん!」という感覚が、
ここ最近は心地よい気がしてきました。
半端にわかるよりも、まったくわからないくらいのほうが面白い。
わからない表現や単語が出てきたら、ChatGPTやPerplexityに問いかけてみてなんとなくのアウトラインをつかみます。そしてまた本に戻る。
「じわ・・・じわ・・・」とわかったようになっていく感じが
少し気持ちいいかもしれないと思い始めています。
前頭葉がしびれるような気持ち。


何もないがそこにある

ホーキング博士が「宇宙は神が設計していない、自己創造するのみ」と言ったとか。
クラウスの考えでは、ビッグバン以前に「何もない」状態が存在し、その状態から宇宙が自然に創造されたという。
???
何もないのに、それがあるとは・・・。
なんかあるのでは?

「何もないは不安定」は何かわかる気はする。
気はするのだが、グーで膝をポンと叩く感じには至らない。

あまり深く考えないでおこう。
眠れなくなる。
いまはこの感じも悪くない。
すごく小さな点の話なはずだけど、でかすぎる。

ローレンス・クラウスを手に取ったことに意味がある。
明日は大事な用があるからきょうはこれで寝よう。



いいなと思ったら応援しよう!

毎日本を読む(ブックカフェの日常)
サポートありがとうございます😊 コーヒー飲みに寄ってくださいね。