自閉症の僕が跳びはねる理由 東田直樹
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自閉症の僕が跳びはねる理由
東田直樹
ガビーーーーーーーーーーん!!
こんなにも自己嫌悪で傷ついているなんて。
58の問いに答える形で、著者は自分がどのように感じて、どうして欲しいか、具体的に答えてくださっています。
全部自分に置き換えて読んでみた。
もしこんな誤解や不安を、弁明することもままならず生きなければならないとしたら、しかもずっとずっと1人で抱え続けなければならないとしたら、絶望するだろう。
とりあえず自分が安定できる行動に固執して、繰り返すとも思う。
異なる惑星に降り立って、親切にしてくれようとしてる他者に、感謝はおろか、真逆とも取られかねない行動が、意思に沿わず発露してしまうとしたら、居場所のなさに強烈な不安を覚えるだろう。
13歳の少年の理路整然
どういう風にどのくらいの時間がかかってこの本が書かれたのか分かりません。
少なくとも自分が13歳の時にこんなしっかりした文を書いていないと思います。
編集者が修正しているのか、原文そのままなのか、気になるレベルです。
期待していた以上の読み応えで、揺さぶられ感がハンパない!
わかりやすい形で「他者は自分ではない」ことに気づかされた。
わからないという事では東田さんのように自閉症の方と、そうでない人で差はない。
どっちにしてもわかんない!
「何が1番辛いですか?」
23番目の質問(p60)。
この答えが最も印象に残っています。
「何かしでかすたびに謝ることもできず、怒られたり笑われたりして、自分が嫌になって、絶望することも何度もあります。僕たちは、何のために人としてこの世に生まれたのだろうと、疑問を抱かずにはいられません。」
中略
「僕たちが1番辛いのは、自分のせいで悲しんでいる人がいることです。」
自閉症になることはできないから、どこまで理解できるのかもわからないけど、
魂の孤独が少しでも癒されるように、まずは寄り添って共生していく。
引き続き東田さんの著作を読んでいこう。
サポートありがとうございます😊 コーヒー飲みに寄ってくださいね。