今日もていねいに。 松浦弥太郎
毎日本を読む10/15
今日もていねいに。
松浦弥太郎
特別な一冊に出会う場所
著者の経営する書店は中目黒にあります。
高校をドロップアウトして渡米。
帰国して書店を開きました。
「COW BOOKS」は単なる書籍の販売所ではなく、松浦さん自身が選び抜いた特別な本が揃う、知的で感性的な空間として独自の存在感を持っています。
新しいものへの挑戦
2006年から2012年まで、生活雑誌「暮しの手帖」の編集長を務めたのち、2015年にクックパッドに転職。
50歳にして紙からデジタルへ転職って、すごいですよね。
たいていの50歳なんて守りに入りまくってる人ばかり。
松浦さんは、
50歳でも「松浦弥太郎」として生きている原動力は、
高校のドロップアウトから渡米して、
早い段階で負け犬状態も経験したことで、
個として自立した人生を歩んでいるからこそかなと推察します。
松浦弥太郎というブランド
学歴もない。
肩書もない。
何物でもない。
あるのは実行力。
自分が自分であり続けただけで、自分というブランドを確立している。
これはとてもすごいことだ。
経歴を読んでも、何か特殊なポイントは無いように思える。
本書を読んでみて、とても不思議な感覚に包まれた。
どんな本を読んできたんだろう?
本書しか著書を読んでいない私は、
なんとなく「嘘くさい」と感じてしまっているところがあって、
きれいすぎるといいますか、かっこよすぎというか、
「そんな人おるん?」という感想がすくなからずあります。
著書に『ぼくのいい本 こういう本』という本があるらしいので、さっそく今注文してみました。
たとえば実家が寺で・・・とか、両親が画家と音楽家で・・・とか
なんかそういう境遇があっての今、みたいなのを想像させる著者なのですが、どうやらそういうわけでもなさそうですし、
ならばどんな本に影響を受けているのか、知りたくなりました。
著者に非常に興味がわきましたので、これから著作を読み倒してみたいと思います。