ぼくらの仮説が世界をつくる 佐渡島庸平
毎日本を読む10/17
ぼくらの仮説が世界をつくる
佐渡島庸平
佐渡島さんは講談社で編集者としてのキャリアをスタートさせましたが、その後独立して起業家としての道を歩みました。
講談社では「宇宙兄弟」や「ドラゴン桜」などのメガヒット策を手掛けた伝説クラスの編集者で、
講談社を退社後、2012年にクリエイター支援を目的とした会社「株式会社コルク」を設立、代表取締役を務めています。
発展的で持続可能なビジネスモデルをクリエイターに提供する、斬新な仕事をされています。
仮説を立てて世界を作る
佐渡島さんの仕事のスタイル「仮説を立ててから始める」というものです。
仮説を立てるとは、「何が起こるか」「どんな結果が得られるか」を予測すること。佐渡島さんの考えでは、最初から完璧な答えを見つけるのではなく、データや前例にとらわれず、現時点での知識や経験から最も合理的な「予想」を立て、それに基づいて行動を開始します。
行動の結果集まってくる情報を、「常識」と「自分の感情」を限りなく排除し、検討・修正して、また新たな仮説を立てて行動します。失敗もプロセスの一部であり、その都度学習しながら前進していく。
佐渡島さんは東大にもこのようなプロセスで合格したのでしょうか?実直な「実行力」と、「本質を見極め常識にとらわれない思考法」がどこで培われたのか、または才能だったのか気になります。
クリエイターに寄り添う支援者
著者が講談社を退職して立ち上げた株式会社コルクは、
クリエイターのマネジメント会社です。
柔軟で多様な発想を持つ起業家である著者は、コミュニケーションを重視する姿勢と挑戦を恐れない冒険心を持って人生を進めてらっしゃるように見えます。
編集者というだけでなく、プロデューサー的な才能の高さが、かっこいい。
観察力がスゴイ
本書を読んでいて、佐渡島さんの持つ「観察力」の高さこそ、すべての源泉なのではないかと感じました。
当たり前のようにすべての状況を「あるがままに、そのままに」把握する力が非常に高いのではないかと。
そこから情報として抜き出す能力、それを分類して把握する知能。
論理的思考の地頭の良さが、佐渡島さんの才能なのではないかと「仮説」を立てました。
実は前出のこの本を読むきっかけで、BUDDICAの中野さんが挙げていた本は「WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.」というタイトルなのですが、それを手に取る前にこちらが先に手に入ったので読んだという訳です。
そして今ほかの著書について検索してみると・・・
やはり「観察力の鍛え方」という著作があるではないですか!!
この二冊に限らず、関連書籍を読んで佐渡島さんの成り立ちに迫りたいと思います。
非常に興味をそそられる人です。
サポートありがとうございます😊 コーヒー飲みに寄ってくださいね。