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世界のエリート投資家は何を見て動くのか アンソニー・ロビンズ
毎日本を読む12/3
世界のエリート投資家は何を見て動くのか
アンソニー・ロビンズ
昨日ひさしぶりにディーパック・チョプラの本だったので、
こちらも久しぶりにアンソニー・ロビンズ。
何か特別なこと??
「絶対に損をしない」
「小さなリスクで大きな利益を上げる」
「予測し、分散させる」
「学びに終わりはない」
4つの共通原則について考えてみても、特別なことは何もないし、
凄く当たり前のことだと思えます。
つまり富める者とそうでないものの能力に大きな差はないということ。
では何が違うのでしょうか??
1. 実行と習慣の差
これらの原則は、理解するのは簡単ですが、実際に実行し続けることが難しい部分があります。富を築いた人々は、これらの原則を単に知識として知っているだけでなく、日々の行動として忠実に守り続けていることが特徴です。
例えば、「絶対に損をしない」とは、リスク管理を徹底することを意味します。投資においてリスクをしっかり把握し、それに応じた判断をすることは、意外に難しい作業です。人は感情によって判断が左右されやすく、恐怖や欲望が理性的な判断を妨げることがよくあります。しかし、富める者は感情に左右されずに、計画通りに行動する習慣を持っているのです。
2. 長期的な視点の差
「予測し、分散させる」という原則においても、長期的な視点が必要です。資産を分散し、短期的な市場の変動に耐え続けることができるかどうか、これは大きな差を生みます。短期的な利益を追求せず、長期的に価値が増大する資産に投資し続ける忍耐力が求められます。
富める者とそうでない者の差は、短期的な利益を追求して損失を招くのではなく、長期的に忍耐強く成長する資産に投資をし続ける意志にあります。この差はほんの少しのことですが、それが大きな結果を生むのです。
3. 学びの意欲と行動の差
「学びに終わりはない」というのもまた重要です。富める者たちは、自分たちが知っていることに満足せず、常に新しい知識やスキルを求めています。これは金融や投資だけでなく、他の分野にも応用される考え方です。富を築いた人々は、状況が変化した時に適応できる柔軟性と学び続ける意欲を持っています。
一方で、学ぶことをやめてしまう人や、得た知識を日常に取り入れない人は、結局大きな変化やチャンスを見逃すことになります。学びの量自体ではなく、その学びを日々の行動に反映させるという、実行力が違いを生むのです。
4. 小さな差が積み重なる
これらの「ほんの少しの差」が、結果的に大きな富の違いを生み出します。小さなリスクをとって大きな利益を得ることは、多くの人にとって魅力的ですが、そのためにはリスクの適切な評価と管理、また利益が生じるまでの待つ忍耐が必要です。これを「ほんの少しの差」だと感じるかもしれませんが、実際にはそれを実行できるかどうかが大きな成果を分けるポイントです。
結局、富める者とそうでない者の差は、「知識を行動に移せるか」「長期的な視点を持てるか」「感情に左右されずに計画を守れるか」という部分に集約されるのではないでしょうか。つまり、知識そのものが特別ではないとしても、それをどのように日々の行動に取り入れ、結果に結びつけるかというところが、最も大きな違いだと言えます。
やはり、習慣のチカラは大きい。
これを踏まえて、別冊である前段の書「世界のエリート投資家は何を考えているのか」も取り寄せて読んでみたいと思います。
みなさんもぜひ。
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