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後藤真希が帰ってきた

後藤真希 Billboard Live 〜Reply〜

2021年12月5日
ビルボード横浜 17:30開場 18:30開演 
行った。
泣いた。
感動した。

2007年9月23日
後藤真希LIVETOUR2007 
G-EmotionII ~How to use SEXY~ パシフィコ横浜夜公演にて催された
青サイ祭り
あれから14年。
最後の有観客ライブから数えても10年。
私たちは待ち続けてきた。

「生音で【涙の星】を聴く日がいつかきっとくる」のだと。

そしてそれは唐突にやってきた。

後藤真希LIVE TOUR 2007 G-EmotionII~How to use SEXY~

セットリスト
01.シークレット 
02.How to use Loneliness 
03.SOME BOYS! TOUCH 
04.City Wind 
MC
05.LOVE。BELIEVE IT! 
06.溢れちゃう...BE IN LOVE 
07.エキゾなDISCO 
08.ねぇ 寂しくて 
09.DAY BREAK 
10.秘密 
11.LOVE LIKE CRAZY 
12.WOW 素敵! 
MC
13.LIKE A GAME 
14.抱いてよ! PLEASE GO ON 
MC
15.ガラスのパンプス
 
アンコール
16.GIVE ME LOVE 
17.Hips don't Lie
MC
18.愛のバカやろう
 
このセットリストを見返すだけで、すべての場面が克明に思い返されます。
同時に、青いサイリウムをパシフィコの警備員さんと追いかけっこしながらチームで5000本配ったこと、
疲労困憊で会場入りした心地よい疲れを思い出します。

あの頃は良かった?


仕事はボロボロでしたけどね。
絵にかいたようなダメ社員。
仲間がいて、組織的に手分けしてやることができて、ヲタ活のほうは愉し。
ただ悪い癖で、やりすぎてしまいましたね。
今思えば5000席に5000本配らなくてもいいんです。
でも誰もそうは思わなかった。(笑)
スタッフ側にも手を回して、アンコール前の照明が全部青になってたり、
アンコールの幕間時間が長めになっていたり。
本人や関係者にも千歳飴の袋に入れて配ったりして。
DVDを見返すと、あんなに濃く染め上げた祭り、なかなかないと思います。
今みたいに無線操作対応とかじゃないんで。
アナログなんで。
18列右通路から見上げたあの客席の青さを忘れない。

あれから14年も経ったんですね。
早いものです。

ステージのセンターに後藤真希がいる画ヂカラ


あの当時の後藤真希のLIVEは、ホールにもかかわらず、参加するのにものすごい体力のいるものでした。しかも昼夜2公演。
確実に2Lペットボトルと着替えが2ついるレベル。
Tシャツは汗を絞ることができ、熱気で霧が生まれるほど。
2公演目の途中で足がつることもしばしば。
大げさでなく、乗り切る体力が求められるものでした。
10年ぶりにステージの中央に立つ後藤真希の姿は、
胸の奥に当時の興奮や不安感を思い起こさせる【画ヂカラ】がありました。

揺るぎない【センター】感

今回の公演で一曲目から感じたのは、【衰えない後藤真希の能力】。
抑えた声の余韻や伸びは、円熟の艶やかささえも発揮していた。
公演の性格から、当時の激しいダンスなどは無いものの、
やはり一流のエンターテイナー。
誰より【センターで映える】。
10年越しでここまでやるか・・・。
MCもゆとりあるものでしたし、どの曲も存在感があって
たださすがに歌い終わっての息の乱れはあって、YouTubeなどで活動してはいたものの、LIVEの体力はまた別物なんだな。

アンコールの手拍子は【ごっちんコール】


手を握って歩きたい】は家族やファン思いの後藤真希ならではの選曲だったとおもう。
三階席から見ていたが、多くのファンが泣いていた。
後藤真希も泣いた。
これ、泣くような曲じゃないんだけどね。(笑)
アーティストとファンが、言葉を交わさなくてもわかりあっている。
10年経っても。
同じハローのヲタでも、後藤のファンは軍隊に例えられる。
コロナのせいでどの界隈のライブでもアンコールは手拍子のみ。
この手拍子がズレない。ずっと同じペース。
通常だとだんだん早くなっていって、崩れてを繰り返すものだが、それがない!
さらに、手拍子が「パン、パ、パパン(ごーっちん!)」だったのだ。
本当は叫び出したい数百名の胸の中で響く「ごっちんコール」が聞こえてきた。
だからあの手拍子は一度も崩れなかったのだと思う。
鳥肌が立った。
軍隊健在。

終演後の万歳三唱はできなかったけど。
ありきたりだけど、【夢のような90分】だった。

さようならでおかえりなさい

最後に後藤真希はお見送り会をしてくれた。
観客の帰りを文字通り出口でブースの中から見送ってくれた。
一瞬のすれ違いではあるけど、間近で10年分の感謝を伝えた。
ただそれだけで十分。
我々はこれからも見守り続け、見守られ続ける。
お互いの幸せを願いながら。






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