変化の少ない伊豆の山暮らしも、4年と7ヶ月ちょっとになるけど、どうなの?
伊豆の山の中でセカンドライフを送っているペースケです。
私は、2017年の3月31日から、今のところに定住し始めました。
2021年11月22日現在、4年と7ヶ月ちょっとになります。
正直、ちょっと退屈気味ですが、移住した事自体は、後悔していません。
この2年ばかりは、コロナ禍の影響もあって、引きこもりがちの毎日でしたが、民泊をやっているおかげで、適当な頻度でゲストが訪ねて来てくれます。
とにかく、山の中の生活は単調です。
私は、3日に一度、地元の養護老人ホームで宿直のアルバイトをやっていますが、それでも毎日、やる事と言えば、自炊するくらいです。
普段は、朝5時半に起き出すと、しばらくネットを徘徊して、6時過ぎに朝食の用意をします。だいたい朝の食事が一番、時間を掛けて作っています。
と言っても、味噌汁と玉子焼きと、あと1品程度ですけど。
それから昼までは、音楽を聞いたり、本を読んだり、ネットをしたりして、ダラダラと過ごします。
そして昼飯。糖質制限をやっているせいもあって、外食する事は、ほとんど有りません。(以前は、ランチの食べ歩きを楽しみにしていました。)
午後もやはり、音楽を聞いたり、本を読んだり、ネットをして過ごします。
アルバイトがある時は、16時半過ぎに自宅を出ますが、それ以外の日は、晩飯を作って食べるくらいです。
アルバイトの日は、出勤する前に、地元の図書館に寄って、本を物色してから職場に向かいます。翌日は、8時半に仕事を終え、スーパーマーケットで食材を買って帰ります。職場でも、夜はしっかり7時間寝られます。
そして、1週間に一度は、近所の温水プールで300メートル泳ぐ事を自分に課しています。それ以外は、月に1組か2組の宿泊予約が入ると、その予約に合わせて、部屋を掃除したり、ベッドメイクしたりするだけです。
ほぼ365日、こんな感じで過ぎていきます。
自分でも何が楽しいのか、よくわかりませんが、平和な毎日です。
たまには、この「note」に投稿したり、YouTube で「田舎暮らし」を発信していますが、あまりにも反応が無さ過ぎて、少しめげています。
若い頃は、放送作家をやっていたので、毎日いろいろな事が次々と起きて、結構、刺激的でした。特に朝のワイドショーを8年ほど担当したので、日々、様々なニュースが飛び込んできて忙しい日々を過ごしました。
しかし、それも長くやっていれば、だんだん感覚が麻痺してきます。
朝のワイドショーは、担当日の前日の夕方にテレビ局に入って待機するのですが、翌日の放送直前まで、番組の内容は流動的です。
大きな事件やニュースが入る度に差し変わるからでです。
最初の頃は、内容が変更になるとオタオタしていましたが、半年もやっていれば、動じなくなります。結局、刺激があり過ぎる毎日も、そのうち、それが普通になってしまうのです。
そんな日々を30年近く続けましたが、振り返ってみると、ほとんど自分の中に何も残って無い事に気付いて愕然としました。
今は、山の中に引きこもって、新聞も読まないし、テレビも見ない毎日です。
しかし、ネットがあるので、世の中の流れは、ある程度つかめます。
だから、それほど世間から取り残されているという感じはありません。
マスコミの最前線で働いていても、こうして山の中に引きこもっていても、自分の存在なんて実に、ちっぽけなモノです。
言うならば、いくらでも代わりが居ます。
こう言う考え方は、人生に取ってネガティブなのかもしれませんが、逆に考えれば、とても気楽です。
寝る間も惜しんで、あくせく働いたからと言って、現役を退けば、誰かが、その代わりをするだけのこと。
まぁ、あくせく働いた分、少しグレードの高い生活を送れるのかもしれませんが、生活の質なんて気の持ちようだと思います。
私は、ずっと独身を通して来たので、配偶者や子供が居れば、また違った人生観を持ったのかもしれませんが、今現在は、独りで良かったと思っています。
そして、変化の少ない伊豆の山暮らしも、それなりに気に入っています。
とは言え、コロナが本当に収束したら、少し旅をしても良いかなとも思います。