別荘地と市街地を結ぶ約20分の山道は、社会から身を守る「結界」かもしれないけど、そのうち「壁」になるかも・・・ダラ?
伊豆の山の中で、ちょっと早めのセカンドライフ を送っているペースケです。ウチから 市街地 までは、クルマで約20分。8キロほど の道程があります。大きく分けて 4本の道 があるのですが、どの道を通っても、似たような距離です。
うち 2本 は、対向車が、やっとすれ違える程度の山道。
しかし、いつも、この 2本の道のどちらか を利用しています。
残りの2本は 割と広い道 なのですが、大回りするので、普段は、あまり使いません(大回りしても、スピードが出せるので同じ程度の時間ですが)。
とにかく、この 4本の山道 のどれかを通らなければ、市街地 には行けません。ほとんど対向車や後続車は無く、全行程が舗装されているので、それほどストレスは、ありませんが、それでも、この 約20分の山道 は、精神的に、自宅と市街地を隔てる「結界」となっています。
なんとなく、この「結界」があるために、山に籠りがち。
「ちょっと町まで」行くためには、少しばかりの 決心 が要ります。
しかし、この「結界」があるからこそ、自分の世界に閉じ込もる ことが出来るし、周りからの干渉を受けにくい わけです。
実際、NHKの集金 や 飛び込みのセールス は、一度も来たことがありません。一度、山の中に入ってしまうと、もう、そこは 閉じた世界 なのです。
そして、この「結界」をクルマで走る事で、気分転換 になります。
山の中の 閉じた世界 から、下界の 開かれた世界 へ移動する間に、心の準備が整います。下界に降りたら、社会と繋がらなければなりませんから。
但し、一日一往復以上 は、したくありませんけどね。
ガソリン代もかかるし、見通しの利かない往復40分のドライブ は、結構、疲れます。だから、用事は、出来るだけまとめて済ませるように心掛けています。
前の記事で「ポツンと一軒家」の事に触れましたが、伊豆の別荘地 の良いところは、たった 20分(約8キロ)の距離 で、閉じた世界 と 開かれた世界 を行き来出来る という事です。「ポツンと一軒家」だと、こうは行きません。それこそ 半日掛かり です。
ここ最近、別荘地が様変わりしている そうです。
かつては、それこそ 上級市民 にしか持てなかった 別荘 が、今や、高齢者の永住の住処 となりつつあります。
物価の安い国に移住する より、国内の 別荘地の中古物件を買って住む方 が、手続きも簡単 だし、言葉の壁も無い ですからね。
しかし、クルマで20分の「結界」は、元気な間は良いですが、年老いて身体の自由が利かなくなったら、それこそ「壁」になるかもしれません。
自分が暮らす「エメラルドタウン」には、一日2往復の無料タウンバス が走っていますが、一日2往復だけ です。無いよりはマシですが、それもいつまで続くかわかりません。
これから別荘地に移り住もうと考えている人 は、この点を考えた方が良いかもしれません。別荘地と市街地を結ぶ交通手段 は、住民の高齢化 が進むと共に、今後、より重要になってくるはずです。高齢者が運転する交通事故 も社会問題になっていますからね・・・。
とは言え、年金生活に入った高齢者 に取って、別荘地の中古物件 は、大きな魅力です。伊豆の別荘地の中古物件 なら、市街地の 5分の1程度の値段 で買えるので、余った分は、生活費に回せます。
地目が山林なので、固定資産税 も安いし、町内会が無い ので、煩わしい近所づきあいも不要 です。そして何より、住居費が無ければ、年金だけで暮らしていく事も、十分に可能です。
あなたも、老後は「結界」の中で暮らしてみませんか?
あくまでも 自己責任 で・・・。
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