セカンドライフは、何もしない時間を退屈と感じない、心のゆとりが必要ズラ〜!
伊豆の山の中で単身、セカンドライフ を送っているペースケです。
最近の「楽しみ」と言うと、3日に一度の宿直バイトあけに、地元の 市営プール に行って、筋トレと水泳 を1時間ばかりやり、帰りに ランチする ことです。あと、月に1〜2度、映画を観に行く こと。
こう書くと、こちらの意図とは逆に「凄いじゃないですか!」とか「いいですねぇ!」などと、見当違いな褒め言葉を言う人があるのですが、そうじゃなくて、1年365日の中で、楽しみはそれだけ ということなのです。
元々、無趣味 で、そのくせ テレビは見ない し、家庭菜園 や DIY には、ほとんど興味がありません。本 は読みますが、最近は老眼が進んで集中力がありません。何か 新しい事 を始めれば良いじゃないか・・・と思うかもしれませんが、一応、いろいろ試してはみたのです。
移住した当初、地元の テニスサークル や 音楽教室 に参加した事もあります。山歩き も始めました。しかし、みんな、いつの間にやら挫折してしまいました。
もちろん、自分が 飽きっぽい性格 だから続かないわけですが、例え、そうじゃ無くて、いろいろな趣味を持っている人 であっても、セカンドライフ を送る上で、それが必要十分な楽しみ になるかと言うと、全く 足りない と思います。
最近「定年離婚」とか「熟年離婚」という言葉をよく耳にしますが、夫が第一線を退き、家に居る時間が長くなることで、コミュニケーションの無くなった 夫婦間に気まずい空気が流れ始める のが原因のひとつのようです。
セカンドライフ というのは、誰でも時間を持て余します。
これまで一日のうち 3分の1以上 は、働いていたわけですから。
大まかに言って、自由時間は、これまでの2倍以上 になります。
最初は良いんです。ゴロゴロしながら「あ〜楽ちん楽ちん!」と言っていれば半年くらい、すぐに過ぎます。
しかし、そんな暮らしが定着してくると「退屈」してきます。
一日中、好きな本が読める とか、毎日、ビデオ(DVD)三昧・・・なんて甘いです。そんなの一日2〜3時間も続けたら、眼精疲労で頭が痛くなります。そう考えると、今や 社会問題 にもなっている「引きこもり」の人達って、セカンドライフ を勝ち抜く凄い才能 を持っているのかもしれません。
女性の場合、男性より コミュニケーション能力 が発達していますから、割と セカンドライフ に入っても、仲間とつるんで 楽しい時間を過ごす人が多い と聞きます。でも、男性はダメですね。少なくとも私はダメです。
最近思うんです。
新しい趣味や人間関係を築いて 楽しみを増やすのでは無く、何もしないでも退屈しない ようになることが、大切なのではないかと。
よく 公園のベンチに何時間も座っている老人 とかいるじゃないですか。
その人が、楽しいのかどうか わかりませんが、そうやって 長時間、じっと座っていられる と言うのが凄いと思うんです。
何もしないで、じっと時間の流れに身を任せられたら、どんなに良いでしょう。「達観する」あるいは「諦観する」と言うのは、そんな状態じゃないかと思います。
どうすれば、そういう 心境 になれるのか?
まだまだ 修行 が足りません・・・。
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