天獄あお

ついったらんどにあげた短歌のまとめなど たまに喋りだすかもしれない ()はお借りしたお題

天獄あお

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こんにちは

天獄あおと申します 名前の由来は好きな花です 短歌とか文章などをたまに詠んだり書いたりするかもしれないし、しないかもしれない 眠ることと、おいしいものと、青色がすきです よろしくお願いします

    • 散文と短歌|シーグラス

       ごめんなさい。  きみが大事に取っておいた空の酒瓶を、うっかり落として割ってしまったんです。  わたしはそれを、あの日きみと歩いた、夕陽が綺麗な海の、きらきらした砂浜にばら撒きました。欠片は海が飲み込んで、もう元の瓶には戻せない。  勝手なことをしたのはわかっています。そのまま捨てるにはあまりにも勿体なくて、シーグラスにでもなってしまえばいいと思ったんです。  遅くて、百年後くらいでしょうか。もっとかかるでしょうか。わたしの身体は、ばらばらになっているかもしれませんね。その

      • 短歌 まとめ 5

        Twitterで詠んだ短歌のまとめです。 **** 流れゆく時間はきみのためにある まどろむ、握った手はあたたかい 味のしないラピスラズリの色をした飴玉を噛む 飴玉を噛む 繋ぎ止めることをゆるしてくれますか 太陽光発電のあおいろ 抱きしめて くらげが海にとけるまで あたしがだめになったときには (久々カナ様 #下の句 あたしがだめになったときには) 地下鉄に置き去りにされた花束を見つけては持って帰るようなひと (夢子様 #上の句 地下鉄に置き去りにされた花束を)

        • 掌編小説|きみがかなしそうだったこと

           最近、お気に入りのお店があって、学校帰りにここで店員のおにいさんとおしゃべりするのがすきだ。お店の名前は習っていない漢字が多くって、難しくて読めない。ふりがなをふってほしい、とわたしが言ったら、「読めなくても大丈夫だよ」とか言ってた。気になるなあ。  「つかいきるとねがいがかなう!」とパッケージに書かれた消しゴムとか、なんだかよくわからない形の置物とか、そんなちょっとうさんくさい物が置いてあるお店。初めて入った時は、入口のそばに置いてあった強そうなかっちゅう? の置物にびっ

        • 固定された記事

        こんにちは

          掌編小説|コーンポタージュ

           はらはらと雪の降る寒い日に、わたしはひとりだった。  痛い。寒さと、身体中の殴られたり蹴られたりした痣とか、煙草を押し付けられた痕だったり、とにかく全部が痛かった。全部、実の父親がやったことだ。わたしが悪いんだろうな、と思う。でも限界だった。もうどこだっていい、ここではないどこかに行きたかった。できる限り、遠い場所へ。  いつでも逃げられるように、こっそりSuicaにお金を貯めていたけれど、 移動で使ってしまってほとんど残っていない。財布には、千円札が二枚と、わずかな小銭

          掌編小説|コーンポタージュ

          あけましておめでとうございます 実りある、ゆたかな一年になりますようにお祈りしております 書けていなくてすみません しばらく書けないと思います ごめんなさい

          あけましておめでとうございます 実りある、ゆたかな一年になりますようにお祈りしております 書けていなくてすみません しばらく書けないと思います ごめんなさい

          短歌 まとめ 4

          Twitterで詠んだ短歌のまとめです。 **** いつの間にわたしより背が伸びちゃって 置いていかれる、置いてかないで (RIUM様 #連想短歌 青春) その愛が愛と呼べるまでいくらでも待っているから 本でも読んで (RIUM様 #初句 その愛が) 限りなく漆黒に近い青を見る さえずる鳥はきみの手元に (RIUM様 #連想短歌 Twitter) ふたりだけ きみとぼくだけ、その箱にないないしよう ないしょ、ないしょね (RIUM様 #連想短歌 秘密) 天国の空も

          短歌 まとめ 4

          短歌 まとめ 3

          Twitterで詠んだ短歌のまとめです。 **** 破壊的、とは君のことを言うんだろ?ほら、僕の何かが崩れてく (RIUM様 #初句 破壊的) お客さま、じきに朝日が昇ります お忘れ物はございませんか (RIUM様 #初句 お客さま、) まっしろなキャンパスノートと春風と 隣の席の閉じた瞼と 生きてほしい、と書いた手紙に沈丁花の花弁を入れる 遠くのあなたへ 新しき詩集透かして君を見る かち合う視線逸らさぬように (上の句をフォロワーさんにお借りしました) ほんと

          短歌 まとめ 3

          短歌 まとめ 2

          Twitterで詠んだ短歌のまとめです。 **** もしぼくが寒さで凍ってしまったら溶鉱炉にでもぶちこんでくれ 「キミがボクの……ご主人様なの?」引いたのだ、SSR確定ガチャを さみしいな、やっと座席があたたかくなった頃には最寄りの駅で はやく楽になりたい 空の冷蔵庫 すっからかんのエナジードリンク 青色を見上げた彼女は今日もまた天国にも地獄にも行けず (おばけ様 #自己紹介短歌) きみのばか!おおうそつきだ、あの空にかみさまなんていないじゃないか 花といぬ

          短歌 まとめ 2

          短歌 まとめ 1

          Twitterで詠んだ短歌のまとめです。まとめなきゃ……と思って100億年経ってしまった。すみません。 **** ヘブンリーブルー畑に連れてって そこに天国なんてないけど きみが知っている青だって ぼくが見ている青も全部ぜんぶ青だよ ねえぼくは、桜並木が続く道をきみと歩いていたいだけだよ 今の君は普通じゃない、か。でもぼくは君の瞳の光を知ってる  (友達に捧げた短歌) 1年が終わるころにはきみのこと、忘れてるかもね そうだといいね 鈴の音が鳴り響いている真夜中に

          短歌 まとめ 1