その画数が「凶数」ってホント?
●姓名判断は「占いゲーム」
姓名判断の結果が凶数ばかりだった、結婚して姓が変わったら画数が凶数になった、子供につけたい名前の画数が凶数なので迷っている・・・。よくある悩み相談ですね。
姓名判断は、当たることもあるが、当たらないことのほうが圧倒的に多い(偶然の確率以上には当たらない)、いわば「占いゲーム」です。そうは言っても、鑑定結果が凶数だらけじゃ楽しくありませんよね。
凶数が出たときの解決策はいくつかありますが、ここではその中のひとつ、「同じ画数でも吉凶評価が異なる占い師を探す」という方法について、解説しましょう。[注1]
●その「数」は本当に凶数か?
占い師が違うと、「数(画数の合計数)」の吉凶評価はどのくらい違うと思いますか。実は、ほとんど天と地の差があるのです。同じ数でも、ある占い師の評価は大凶なのに、別の占い師では大吉だった、なんてことはぜんぜん珍しくありません。
下表は、86人の占い師が数の吉凶をどう評価しているか、頻出する数(6~55)について調べたものです。評価段階は占い師によって3段階(吉-並-凶など)から7段階(大吉-吉-小吉-並-小凶-凶-大凶など)までいろいろですが、大半の数には正反対の評価(大吉と大凶など)があるのです。[注2]
表の見方は、ある数に最高・最低の評価をしている占い師がいれば「○」、いなければ「-」です。たとえば、7、9、16、17などには、最高評価(大吉など)をつけている占い師と最低評価(大凶など)をつけている占い師の両方がいるとわかります。
M/Wとあるのは、占い師によって性別で吉凶が異なる数があるため、それぞれを別の数として調べたものです。たとえば21は、男性(M)の場合、最低評価をつけている占い師はいないのに対して、女性(W)の場合、最高と最低の両方の評価があるわけです。
●あなたの姓名は不当に悪く評価されている!?
さて、あなたが頼った占い師や占いサイトの鑑定結果はどうでしょうか。もし凶数が目立つなら、平均的な占い師に比べて、不当に悪く評価された恐れがあります。
どこかの大学入試で、同じ得点でも一部の受験生だけ不合格となったように、あなたの鑑定結果にある凶数は、他の占い師なら吉数かもしれないのです。
また、この表では最高評価(大吉など)より低いランク(吉、小吉など)は切り捨てていますから、「大凶」が「大吉」に大逆転しないまでも、まあまあの吉数(吉、小吉など)になる可能性はさらに大きいと言えます。
鑑定結果の凶数を心配する前に、その評価自体を疑ったほうが良いと思いますよ。