名前で運勢が変わるか?(14):名前の共感覚的イメージ
共感覚と呼ばれる奇妙な現象があります。この特異な感覚の持ち主は、音を聞くと色が見えたり、何かを見たときに音が聞こえたりするそうです。『共感覚者の驚くべき日常』(R・E・シトーウィック著)には、ミントを食べると、滑らかなガラスの円柱の手触りを感じる人まで登場します。[*1]
共感覚は作曲家や詩人に多いらしく、音楽家のフランツ・リストに関して面白い逸話が伝えられています。彼がワイマールで指揮者に任命されたとき、リハーサルの際に「できればここはもっとピンク色に」とか、「黒すぎる」