下記，三重大学(2021年)で出題された入試問題文です。

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　人類は，長年の経験から天然の動植物や鉱物などから得られる医薬品(生薬)を使用して病気の治療を行ってきた。19世紀初頭になると，アヘンから麻酔・鎮痛作用のある「　ア　」やヤナギの樹皮から解毒・鎮痛作用のある「　イ　」が抽出されるなど，生薬から有効成分を取り出して使用するようになった。

　現在の医薬品の多くは，化学的に合成された有機化合物であり，その使用方法や製法などは法律にもとづいて定められている。医薬品が生物に与える作用を薬理作用といい，そのうち治療目的に合致する作用を「　ウ　」，それ以外の意図しない作用を副作用という。

　医薬品には，病気の症状を緩和するための薬と体内に侵入した病原体を死滅させたり，病気の原因を根本的に取り除くための薬がある。

アセトアニリドは，アニリンのアセチル化により合成され，アンチフェブリンと呼ばれる解熱剤として用いられてきた。しかし，「　エ　」を溶解するなどの強い副作用があることが分かり現在では使用されなくなったが，アセトアニリドの分子構造の一部を化学的に変化させたアセトアミノフェンが副作用の少ない物質として開発され，風邪薬として使用されている。


■問題

上記の文章の空欄「　ア　」～「　エ　」に入る適切な語句を記せ。



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★「空欄に入る語句(解答)を入れた全文章」を朗読しています。


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