聴いて覚える化学 香川大学(2011年)
周期表、元素の分類、化学結合、極性、水素化合物
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下記は、香川大学(2011年)で出題された入試問題を編集したものです。
「周期表」、「元素の分類」、「化学結合」、「極性」、「水素化合物の性質」等について、よくまとめられた文章です。
こちらを朗読した音声データをアップしたので、ダウンロード(無料)して何度も聴いて覚えることをおすすめします。
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元素は典型元素と遷移元素に分けられる。典型元素では,原子番号の増加とともに価電子の数が周期的に変化するので,同一周期中の元素の化学的性質は周期的に変化する。一方,遷移元素は,原子番号が変わっても価電子の数があまり変化しない。
価電子は,原子がイオンになるときや原子どうしが結びつくときに重要な役割を果たし,化学結合に深く関係している。イオン結合は,陽イオンと陰イオンが静電気力 [クーロン力]で引き合ってできる結合である。
陽イオンになりやすい元素は,原子から電子1個を取り去るのに必要なエネルギー,すなわちイオン化エネルギーが小さい。一方,陰イオンになりやすい元素は,原子が電子1個を取り込んで1価の陰イオンになるときに放出されるエネルギー,すなわち電子親和力が大きい。
金属結合は,イオン化エネルギーが小さく価電子を放出しやすい原子の間で,自由電子が共有されてできる結合である。
共有結合は,2つの原子がそれぞれの電子を出し合って生じる結合である。異なる原子間で共有結合が形成されると共有電子対はどちらかの原子の方に強く引きつけられる。この引きつける強さを示す尺度を電気陰性度といい,結合に電荷のかたよりがあることを「結合に極性がある」という。
例えば,二酸化炭素の分子を構成する結合には極性がある。しかし,二酸化炭素は,分子全体としては極性を持たない。
元素の周期的な性質はその化合物の性質にも関係する。周期表の14~17族の元素の水素化合物を比較すると,15,16,17族の水素化合物は極性を持つのに対し,14族の水素化合物は極性を持たない。
その結果,同一周期の水素化合物の沸点を比較すると,15,16,17族の方が14族よりも常に高くなる。さらに,15,16,17族元素の水素化合物の沸点を比較すると,第2周期の化合物が他の周期の化合物より異常に高い。これは,第2周期元素の水素化合物を構成する原子の電気陰性度の差が大きく,結合の極性が大きくなり,強く正の電荷を帯びた水素原子が,隣接分子の強く負電荷を帯びた原子との間で水素結合を作るためである。
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★「空欄に入る語句(解答)を入れた全文章」を朗読しています。
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特に、毎日、寝る前に聴き流すことをおすすめします!
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例えば,二酸化炭素の分子を構成する結合には極性がある。しかし,二酸化炭素は,分子全体としては極性を持たない。
元素の周期的な性質はその化合物の性質にも関係する。周期表の14~17族の元素の水素化合物を比較すると,15,16,17族の水素化合物は極性を持つのに対し,14族の水素化合物は極性を持たない。
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