書批『快挙』
昔よく読んでいた白石 一文の作品です。
パートナーに読んでいるのがバレて恥ずかしくない数少ない白石さんの作品でもあります(『火口のふたり』は恥ずかしいです)。
小説なのでネタバレしないように伝えないといけないのでしょうが、この作品は夫婦の紆余曲折があるのですが自分にとっての快挙を守ることが出来た主人公の話です。あななにとっての快挙は何ですか?
時代背景はバブル崩壊~神戸の震災とやや古いのですが白石さんの作品にしては時代を超えても変わらない市井の人(白石さんの作品、妙に巨大企業のエリート多いですから)の男女の機微を上手く描いておられます。
ゆっくりビールでも飲みながら夏の夕方に読むには楽しい本ですよ。
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