banchan
私の記事の中からご好評頂いた記事をピックアップしてみました。
私が、自分にとって為になった、とっても素敵、と思った記事を集めてあります。
私のブログへの向き合い方について書いた記事を集めてみました。
寝つきをよくするために、寝る前のひと時、録画しておいたNHK Eテレの番組をボーっと見ることにしている。 先日は、農業のお話で、家庭菜園に熱中している60代のご夫婦が取り上げられていた。とても本格的で、結構な金額で手ほどきを受け、広い土地を借り、農家の皆さんにアドバイスを受けながら、汗水流していらした。 食卓にはとれたて新鮮野菜がふんだんに並び、「主人の健康面にも良いと思う」と奥さんの笑顔。 素敵だなぁ、素晴らしいなぁ、と思いながら、変な焦りを感じてしまった。 私、60
故郷島根の宍道湖に別れを告げると、列車はだんだん中国山地の中へ入っていく。 10月末の仕事の連休を使って里帰りをした帰路。 出雲を14:30の出発だったので、山の中の渓谷を通る頃は夕方に差し掛かる頃。 赤や黄色に色づき始めた樹々の間を岩張った川が左右にうねりながら流れている。 島根の人も、県外から島根に行く人も、この揺れる列車が嫌いな人が多い。 私は大好きだ。景色も好きだし、ボーッと座っているしかないこの3時間に何をしようか、何を食べようかワクワクする。 右側に座るか
火曜日の夜、疲れ切ってベッドに入ると、自然に寝ていた。寝れていた。 私には、神経が立ってまんじりともできない夜が時々ある。 ところが、この夜は珍しいパターンで、明け方早く、就寝から3時間くらい経っていたか、ハッと目が覚めそこから眠れなくなった。 目が覚めた理由がこれと言って思い当たらなかっただけに、突然眠気が失せたことに、なんで、、っと少し焦った。 寝ようとして目をつむると、昼間の出来事が回り出す。 大きくため息をつく。 無かったことにしたいとか、ああ言わなければ事態の行
連日の夏期講習、老体に鞭打って頑張ってはいるが、そろそろ疲れが出てきた。 昨夜のこと 階段を降りようとしたら膝が痛くて曲がらない。 あー、これが膝関節痛というやつか。 その右足をかばって、ひょこひょこ降りると、 役割分担で、塾の後のトイレ掃除に着手しようとしていた主人が 「どうした?」と声をかけてくれた。 階段を降り切った私は 「もうだめだよ、おばあさんだよー。」 えーん、えーんとまでは言わなかったけれど、 えーん、えーん、と主人にハグしに行った。 はいはい、トイレ掃
昨夜日付が変わった時、ネットの占いを見た。 97点!やった明日はどんないいことがあるのかな、と期待をした。 ところが目が覚めると、強い雨の音。 目覚ましより早く目が覚めた。 今日は朝から夏期講習なのに、自転車で来る子達大丈夫かな?と案ずる。 夏休み中、この地域の中学校でもコロナが広がっているらしいけど、夏期講習で人集まって大丈夫かな?と案ずる。 コロナと言えば、私達夫婦60歳なのに、なんでワクチンの予約取れないかな、よっぽど運悪いのかな?と案ずる。 目覚ましが鳴るまで
父90歳、母84歳。 ヘルパーさんや、兄姉の支援を受けながら、二人で暮らしている。 昨日は3ヶ月ぶりに、両親を訪ねた。 母は、なんだかますます背中が曲がってひょこひょこ歩きになっている。 父は腎臓癌があると診断を受けてから大分になるが、それでもこれまで元気にしていたのに、急にガリガリに痩せてしまって。 ほぼ毎日電話で話してはいたので、声で調子がわかる、と思っていた私にとって予想外の様子に、少し気持ちが落ち込む。 「あれ、痩せたね。」「お義父さん、痩せましたね。」主人も
私の住む家は、今30歳。 私達夫婦が30歳の時に建てた家だ。 私の家は、住居と学習塾、2つの顔を持つ大切な相棒だ。 *** この相棒の30年間にもいろいろなことがあった。 子ども達がまだ小学生の頃のある時期、不思議な現象が続いていた。 2階の廊下をトントントントンと走る音がする。それは軽い音なので、子ども達かなと思えば気にならないのだけれど、なんと主人もその音を聞くと言った。下に居ると、確かに上で違和感のある音がすると。 でも決して背筋がゾクッとくる感じではない。
昨日は久しぶりの娘とのデートだった。 娘は結婚してまもなく妊娠。現在名古屋で暮らしている。 先週末産休に入り、時間ができたので、名古屋でお買い物をしようと誘ってくれた。二人きりは久しぶりだ。 私はワンピースを着て、楽しい時間が過ごせますようにと、胸元に縁起のいいブローチをつけて、出発した。 待ち合わせのカフェに遅れてきた娘は、急にお腹がせり出してきていて、歩くのが大変そうに見える。 でも、母になる柔らかさが、前回会った時より滲み出ているような、あるいは仕事から解放された
昨夜中2の英語の授業をしていると、窓の外で物音が。 バッっとドアの開く音の後に、「ごめんなさい、ごめんなさい」と泣いて訴える男の子の声。 お向かいのアパートの3兄弟のお兄ちゃんだろう。「おっ、怒られてるねー」と私は、生徒達にニヤっとして言った。 3兄弟は、5歳3歳1歳くらいかな。外でよく遊んでいる、いやよく遊べている元気な兄弟だ。 ある炎天下、うちの前の義母の畑跡の空き地を、夫婦2人で怪しげな日除け万全ファッションで草刈りをしていると、お兄ちゃんが寄って来て、弟が来て、
私はごく平凡な人間だ。 私を説明するなら、身長、体重、ヘアースタイルから、出身地、家族構成、職業と話していけば、ふん、とりあえず普通のおばさんね、となって、ファッション性や趣味の話をすれば、あーそっち系ね、と輪郭が見えてくるだろう。 そこでさらに、ブログを読めば、その人の思考傾向や価値基準が表れると思う。文章というのは、その人のカラーが出て面白い。 私についての話に戻ると、例えば、質問に対して5段階で答えなさい、というタイプの心理テストに答えるなら、結構即座に、1です、
私は、20代のほとんどを児童養護施設で勤務し、子ども達と寝食を共にした。 その前、学生時代にも共同生活を過ごしていた。 アパートや下宿、シェアハウスよりもっと共同生活だった。 今思えば、人付き合いが苦手で、 毎日を金太郎アメのように変化なく過ごしている私が、ルーティンが崩れるだけで疲労感を感じてしまう私が、よくやっていたなと思う。 若さでできたのか、30代以降の環境が私をかえたのか、不思議だ。 案外、今の自分の生活が、金太郎アメじゃなければダメだ、と思い込んでいるだけ
#私らしいはたらき方 私、60歳にして、人生初めて迷いに悩まされている。 休日の朝から、「今日は何をしたらいいかしら」という小さなことから、「生きがいとは」という大きなテーマまで、ブレまくっている。 こんなことは今までなかった。 なぜなら私の気質は“大樹”、真っ直ぐ上に伸びるのみだ。周りの空気を読まない。動けない、動かない、ブレないのが最大の武器だった。 “大樹“というのは占いの話。 陰陽五行をベースにした、生年月日の占いだ。 私は誕生日占いの“大樹”というのが、しっ
私も昨夜、東京オリンピック卓球混合ダブルス決勝を食い入ってみていた日本人の一人だった。 美誠さんは、長時間のドアップに耐えられる人だった。 いや、耐えられるどころか、もっと観ていたいと思う程、顔にドラマがあった。 日本が追い込まれると、美誠さんのアップがくる。 思わず「その顔大丈夫なの〜」ってテレビに喋ってしまう。 相手をキッと睨みつけ、表情自体は冷静で、“凄み“を効かせたつもりを演じる程度の役者には、絶対できないリアルな迫力があり、ぞくぞくさせられる。 むきだしな顔
大切にしている児童書がある。 20年も前に買ったもので、ハラハラする展開が子どもに受けたので、 それ以来、何かの時のためにとっておけば、読み聞かせの出し物になるかな、と思ってのことだ。 主人公は小学生。 留守番をしている時に暇を持て余し、いたずら電話をかけて遊んでしまう。 ふと自分の生年月日を回したら(時代的に黒電話)どこかにつながるのかと、試してみる。すると、ナント怪しげな名前の会社につながってしまう。 電話口の威圧的な男は、戸惑う少年に、何の用事だと尋ねてはくるが、
夏雲 先日車の中で電話をしていた。 電話の相手は、90歳の父で。 父は「人は神様と繋がっているから、神様の意思で天にすくい上げられる日が決まっていると思えば、死ぬことは怖くなくなってきたよ。」と淡々と娘の私に話していた。 私は、父とするそんな会話が好きだ。 車のフロントガラス越しの空が青く綺麗だと、思うともなく感じながら、父の話に聞き入っていた。 携帯を持ちながら、視線は白くて大きな雲が流れて行くのを追っている。 すると、青い空のキャンパスに胎児のような雲が現れた。
6月20日にnoteに初投稿をして、1ヶ月が経ちます。 投稿数は10記事。 振り返えれば、まだスタートラインを離れてもいない感じですが、 この1ヶ月、noteを通じて本当にたくさんのことを学ぶことができました。 感銘を受けた記事とともに、自分の心の変化をまとめておこうと思います。 *** まず、noteを始めた動機は、誰にも気付かれることなく何か書いて、書きっぱなしにできれば、それでいいと考えたことでした。 というのも、今年の元日、“おうち時間”がきっかけで、一念発起