【短編小説-今一度会えたなら】
若い奴に何を言ってもわからないし伝わらない。言ってもわからない?
それは、自分らが彼らの年齢だった頃に、年上の人達は、やはりそう感じていたのだろうと思う。
人には、話すタイミングと、相手の心の受け入れようとする、その微妙なタイミングがある。それを逃すと、全く逆効果だ。
だから、今の私はそれが間違った選択だと確信していても、大多数の皆と同じように何も言わない人になることを選び、どうせ彼らの選択だから。といいながら、当たり前のように彼らに責任を押し付ける。
人に自分がどう思われよ